NHKが後押しか 能年玲奈改め“のん”に朝ドラ復活プラン
「芸能事務所がタレントを奴隷のように縛るのも干すのも、賞の売買も明らかに労働法と独占禁止法違反なのに、国やメディアは沈黙し、不倫や大麻を袋叩きにしているのが、やりきれないです」と、映画評論家の町山智浩氏はツイッターでつぶやいていた。具体名を挙げたわけじゃないが、能年玲奈改め、のん(23)はそのひとりに入るのではないか。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロインとして、国民的人気を得ながら、所属事務所からの独立騒動で露出が激減し、いまも芸能界から干されたような状況である。
町山氏は「独立したタレントのテレビ出演への妨害」について「公正取引委員会や放送倫理委員会によって調査されるはずだが、もし調査されないなら、日本は本当に法治国家と呼べるのだろうか?」と同じツイッターで呼びかけているが、その通りではないか。「だからというわけじゃありませんが、のんの復帰を願う動きや声が出てきています」とベテランの芸能ライターはこう言う。
「『あまちゃん』登場の喫茶店のモデルとされる岩手県久慈市の喫茶店が台風10号の被害を乗り越え営業再開したとき、のんは渡辺えりと共にお店を訪れて激励したんです。これをほとんどの芸能マスコミが黙殺するなか、NHKが『おはよう日本』でこの模様を本人インタビューつきで流したんです。『マッサン』のヒロイン、シャーロット・ケイト・フォックスが現在放送中の『べっぴんさん』に再登場し、朝ドラに復帰していますが、たとえば、次回の朝ドラ、東京制作のときにのんが再登場なんて可能性もゼロじゃない。閉鎖的な芸能界に、風穴をあけるような効果も期待できると思いますよ」
あの明るい笑顔をもう一度TVで見たいと思うのは、ファンだけじゃないだろう。