朝ドラ視聴率好調 永野芽郁の強みは「SNSで叩かれない」
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」は初回から4話連続で視聴率20%超え(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をキープ。まずまずの船出となった。そこで注目されているのは、ヒロインの永野芽郁(18)である。
突如彗星のように現れた10代女優のような印象だが、永野は10歳で映画出演した子役出身。新垣結衣を輩出したティーン誌「ニコラ」(新潮社)のモデルを務め、2017年には「ひるなかの流星」「ピーチガール」ほか1年で計5作品が公開されるという、青春胸キュン映画には欠かせない存在。満を持して、“ティーンのカリスマ”が朝ドラに大抜擢されたという形だ。彼女の魅力についてコラムニストの桧山珠美氏がこう言う。
「新垣結衣、能年玲奈(現・のん)、その上だと長澤まさみに通じる“透明感”でしょう。そういう先輩がオトナになってぽっかり空いたポストを一手に引き受けたのが永野芽郁。出てきたタイミングもラッキーでした。SNS全盛の今は好かれることより嫌われないことが大事で、ティーンのファッション誌モデルならではで“女子ウケ”も良く、SNSで叩かれない。演技面では、素も演技も全く変わらないタイプ。芝居になると人が変わる広瀬すずとは対照的です。今はそんな未完成さが好感度になっていますが、連ドラは放映が毎日ですから、素の感じだけで持つかどうか。力量が試されるでしょう」
今、前作「わろてんか」主演の葵わかな(19)にネガティブな意見が多いのも永野にとっては追い風。このまま一気にスター女優の階段を駆け上がるか。