皇族の「公と私」の境界はどこ? 眞子さんの結婚、悠仁さまの筑付高校進学は混同なのか

公開日: 更新日:

「公」は「おおやけ」とも読むように、もとは「大(オホ)+家(ヤケ)」で大王家、つまり天皇家のことを指す言葉だった。この「ヤケ」に「御(ミ)」がついて「ミヤケ」(宮家)になったといわれる。天皇は常に国民のために祈るという意味で、「公」は共同体全体を指すようになった。これに対して「私」は、自分のため、あるいは私欲のためで、「公」に対立する言葉だ。天皇は存在そのものが公的だが、皇族は「私」と「公」の中間に位置する存在なのだろうか。「『私』を優先して結婚するなんて許せない」というのは、「公」である眞子さんが、私欲で小室さんと結婚するのは許せないということになる。

■「公」の宮廷費で払うか「私」の内廷費で払うか

 話はそれるが、皇室の「公」と「私」は皇室会計にもあって、皇室予算には「宮廷費」「内廷費」「皇族費」があり、「宮廷費」は天皇家の「公」の費用、つまりオフィシャルマネーである。これに対して「内廷費」は私的費用(プライベートマネー)だ。

 もっとも私的費用といっても、天皇がそのお金を財布に入れて買い物をするわけではなく、宮内庁の職員が予算を組んで購入するのだが、それを「公」の宮廷費で払うか、「私」の内廷費で払うかでよくもめるのだという。例えば、主計課で内廷費の予算を作成するために使うパソコンを購入するとき、長官や主計課長などが集まった内廷会計審議会でさんざん議論したうえで、やっと内廷費で購入したという。物品の購入ひとつとっても「公」か「私」かで迷うほど難しいと言われる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  4. 4

    ロッテ前監督・吉井理人氏が2023年WBCを語る「大谷とダルのリリーフ登板は準決勝後に決まった」

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 7

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  3. 8

    《国分太一だけ?》「ウルトラマンDASH」の危険特番が大炎上!日テレスタッフにも問われるコンプライアンス

  4. 9

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  5. 10

    現役女子大生の鈴木京香はキャピキャピ感ゼロだった