皇族の「公と私」の境界はどこ? 眞子さんの結婚、悠仁さまの筑付高校進学は混同なのか

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 2017年に眞子さんと小室さんの婚約が内定したが、3カ月後に小室家の母親の「金銭トラブル」が報じられると、2人の結婚に対する批判が一気に広がった。たびたび言われたのが、眞子さんは皇族の「公的立場より私的な結婚を優先させた」「公と私を混同している」といったものだ。これはどういう意味だろう。

 眞子さんは内親王という「公」の人なのに、国民が敬意を示せない小室さんと結婚するのは「私」を優先する身勝手な行為だから、結婚はやめるべきだということだろう。確かに小室家の「金銭トラブル」には不可解なことが多い。それを小室さんが秋篠宮さまに報告していなかったことも不誠実で、眞子さんの結婚相手にふさわしくないという批判は当然として受け止められた。それにもかかわらず、眞子さんは婚約を破棄しようとしない。国民がこれほど反対しているのに、あえて結婚しようというのは、「公」と「私」を混同しているからだというわけである。

 悠仁さまの高校進学について、学習院を蹴ったこともそうだ。お茶の水女子大と筑波大の間で結ばれた「提携校進学制度」をつかって筑波大付属高校(東京都文京区)に入学するのはおかしい、「公人」なのに私物化しているといったニュアンスで報じられている。いったい皇族の「公」とはなんだろう、「私」とはなんだろう。

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