小室圭さんを待ち受けるビザ問題…NY州司法試験「合否」どちらでもまた難関
小室圭さん(30)が2月22、23日、ニューヨーク州の司法試験を受験したと、英デーリーメールが報じた。昨年10月、秋篠宮家長女の眞子さん(30)との入籍のため、成田空港に降り立った際と同様、長い髪を後ろで束ねたポニーテール姿の小室さんが、捲土重来を期して挑んだ2度目の試験。
だが、2月は小室さんが不合格となった昨年7月の試験に比べて合格率が低く、再受験者の場合、さらに合格率が下がるという。
小室さんの場合、日中はロークラーク(法律事務員)として働きながらの勉強となるため、ハードルが一段と高いことがわかる。いくら優秀な人でも、すんなり合格とならないのが実際のところのようだ。小室さんには、現地にバックアップするベテランの日本人弁護士がいるといわれているが……。
「米国は“身元保証社会”(身元の確実性が保証される方が有利になる社会)でもあるので、当然、就職の際にコネは通用します。実際、米国の大手法律事務所には、各国首脳の親類縁者がそれなりにいますが、それが通用するのは入り口までです。ロイヤルファミリーの親戚であれば、クライアントにアポが取りやすいなどの強みがあるでしょうが、実力がないと判断されれば、当然解雇もされます」(NY州の弁護士資格を持つ山中眞人弁護士)
良くも悪くも米国は実力がモノを言う社会。就職時にコネが使えたとしても、司法試験はまた別物だという。
ロースクール卒業から1年で切れるビザ
だが、仮に今回の試験で不合格になったとしても、小室さんが再々挑戦できる可能性は高いとのこと。
「不合格通知には、試験での自分の点数や平均点が記載されているので、次の7月の試験で受かる見込みがあるか否かを検討することができます。不合格になってもある程度点数を取れていれば、7月の試験結果が出るまで、今の事務所との雇用契約が継続する可能性はあります」(山中弁護士)
そのためには、あらかじめ雇用主に根回しをするなどの必要があると、山中弁護士は話す。
「もし小室さんが優良顧客を連れてくる蓋然性が高いと事務所が判断すれば、試験結果に関わらず、雇用契約継続となる可能性もあります。私の印象だと、小室さんの所属事務所は7月の試験結果が出るまでは待つように思います」
小室さんが今回の試験に合格できたとしても、ビザの問題が待ち受けているという。
「小室さんは現在、OPT(学生ビザを延長したようなもの)で米国に滞在していると思いますが、それはロースクール卒業から1年で切れてしまいます。ですので、アメリカに滞在し続けるには、就労ビザを取得する必要があります。しかし、OPTから就労ビザに切り替えることはトランプ大統領の時代以降、困難になっています。仮に雇用契約が継続して雇用証明書が出ても、就労ビザをなかなか取得できない可能性があります。雇用証明書を早期に出してもらうには、少しでも早くNY州弁護士の登録を済ませることが望ましいです」(山中弁護士)
試験結果が出るのは4月下旬。是が非でもここで合格しておきたいところだろう。