皇族の「公と私」の境界はどこ? 眞子さんの結婚、悠仁さまの筑付高校進学は混同なのか
また、内親王や女王が晩餐会などで使われるティアラは、かつて内廷費で購入していたのだが、外国の元首などを迎える晩餐会で皇族が歓迎するのは公務なのだから、プライベートマネーで購入するのはおかしいという意見が出て、三笠宮家の彬子女王から国費で購入することになった。何が「公」で何が「私」かは、その時代によっても違ってくるということらしい。
こういう曖昧さは皇族の眞子さんにも言えた。つまり皇族の「公」と「私」は、そもそもはっきり区別できるものではないということだ。「公」も「私」も曖昧なのに、内親王としての「公」を優先して、「私」である結婚は犠牲にしなさいというのは、なんだか戦前の家父長制の時代に戻ったような理不尽さを感じる。(つづく)