市川猿之助の所属事務所vs松竹 “責任なすりつけあい”の裏側…映画「緊急取調室」公開延期で
松竹が“調査中”にもかかわらず所属事務所が先んじて結論を発表するのには、確かに違和感がある。
「実は事件が発覚してすぐに、松竹は猿之助さんと“雇用関係にない”とわざわざコメントしているんです。確かに勧進元と役者の関係ですから、“雇用”関係はもちろん、“所属”とも違うのかもしれません。ですが歌舞伎役者として活躍してきた猿之助さんに、あまりにも松竹が突き放したような言い方だったのは驚きましたね」(女性誌記者)
先んじて“ハラスメント”を否定した所属事務所。“雇用関係にない”と強調した松竹。発言のウラには、それぞれの深謀遠慮があるようで……。
「猿之助さんの捜査に関しては予断を許さない状況です。『緊急取調室』はまだ延期段階ですが、7月8、9日に三越劇場で予定されていた猿之助さん監修の歌舞伎舞踊公演『夢見る力』と『市川猿之助写真展』は中止が発表されました。もし“お蔵入り”となれば映画を含め、舞台など大きな違約金が発生する可能性があります。だから、松竹も所属事務所も今から“責任のなすりつけあい”に躍起なのでしょうね」(前出・芸能プロ関係者)
派手な芸能界だが、ひと皮むけばドロドロした思惑が渦巻いているようだ……。