いい子をやめて自分軸で生きる「他人の顔色をうかがう」信念を書き換える
「私たちの行動の背景には、無意識レベルで“信じているもの”があります。そうした事柄や価値観を『信念』と置き換えたとき、人間の行動は、その信念によって左右されます」
たとえば、人混みの中でマスクをする人は、「マスクをすることが感染予防になる」と信じ、マスクをしない人は、「マスクをしても感染の予防効果は乏しい」と信じている。これらの信念は、過去の記憶や経験によって育まれ、「心の問題も同様」だと山下氏は説明する。
「私が、“生きづらい”と感じている方を診察すると、その方の幼少期には、親や養育者との人間関係の問題が浮き上がってきます。人は『幼少期の体験』によって心の病を発症するのではなく、『幼少期の体験』によって形成された、生きづらくなる“信念”によって苦しんでしまうのです」
感情の起伏が激しい親に育てられたなら、「人のご機嫌を取ることが最重要」という信念が育ってしまい、父親が長らく不倫を続けていたならば、「結局、男は浮気をする」といった信念が芽生える──。
自分の経験則が信念と化し、知らず知らずのうちに今の自分の行動に影響を与えている。
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