大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは
先月13日に開幕した大阪・関西万博は、今月末で開催期間の約4分の1を消化する。しかし、いまだにさまざまな問題が噴出し、ゴタゴタ続き。そのつど後手対応の繰り返しだ。
万博協会は24日から、マイカーを駐車場に止めてシャトルバスで会場に向かう「パークアンドライド」(P&R)の利用促進のため、午後3時以降の駐車料金を半額以下に割り引くことにした。
P&Rの駐車料金は繁忙期に7500円と、周辺の民間駐車場と比べてもベラボーに高い。稼働率は2~3割と伸び悩んでいた。特に、午後3時以降の稼働率は1割にも満たず、ガラガラ。開幕から1カ月以上を経て、ようやく高額料金を見直すとは、今さら感は拭えない。
とにかく万博協会は後手対応が目立つ。7日からは午後5時から入場可能な「夜間券」を1時間繰り上げ、午後4時から入場可能に。夜間券は大人1枚3700円と「一日券」(7500円)よりも格安だ。来場者数の伸び悩みから少しでも集客増を狙ったもので、閉場時間を午後11時まで1時間延ばす案まで検討されている。