語り部の経営者たち
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ランスタッド日本法人 猿谷哲社長(4)最年少の取締役から社長に抜擢される
猿谷哲(49)が世界最大の総合人材サービス会社「ランスタッド」の日本法人社長兼COO(最高執行責任者)に就任したのは2015年10月。39歳という若さだった。 「前任社長から14年の半ばに呼び…
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ランスタッド日本法人 猿谷哲社長(3)30歳過ぎからはじめた英語勉強法でメキメキ上達
世界最大の総合人材サービス会社「ランスタッド」の日本法人社長兼CGO(最高事業成長責任者)の猿谷哲(49)。猿谷のビジネスマン人生を大きく変えたのが、2010年だった。 当時、猿谷は、北関東…
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ランスタッド日本法人 猿谷哲社長(2)27歳の支店長時代に部下の半数が辞めてしまった
世界最大の総合人材サービス会社「ランスタッド」の日本法人で陣頭指揮を執る、社長兼CGO(最高事業成長責任者)の猿谷哲(49)。国際派の経営者だが、その営業手腕は北関東のローカル企業で磨かれたものだ。…
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ランスタッド日本法人 猿谷哲社長(1)まさかの「履修忘れ」で留年が決まり銀行の内定もパー
世界39カ国・地域に、4400以上の拠点を展開する世界最大の総合人材サービス会社「ランスタッド」。日本法人の社長兼CGO(最高事業成長責任者)を務めるのが猿谷哲(49)だ。 2015年、社長…
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学びエイド 廣政愁一社長(7)映像配信事業でも“再生回数ありき”にしない理由
2015年、学びエイドを立ち上げ、映像授業配信事業を本格的にスタートさせた。心強かったのは「大手予備校のトップ講師が数多く参加してくれたこと」だった。まず気をつけたのは“再生回数ありき”にしないこと…
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学びエイド 廣政愁一社長(6)予備校講師が隠し持つニッチで貴重なデータを生かすには?
仕事から離れ、遊びまくる生活に入った廣政愁一氏(57)。とりあえずゴルフを始めることにした。 「予備校の講師でゴルフに熱中している人はあまりいない。僕もほとんどやったことがなかった。そんなヒマ…
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学びエイド 廣政愁一社長(5)栄東高校創設者の「埼玉県一番の私立校にしてほしい」という依頼
学校内予備校を始めるにあたって、RGBサリヴァンという会社を立ち上げ、廣政愁一氏(57)は社長に就いた。有望なビジネスになると直感したからだ。 最初に手がけた大阪の女子校はヤンキーっぽい生徒…
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学びエイド 廣政愁一社長(4)「愚図は一生治らない」から“手なずけるための仕掛け”を用意する
東進ハイスクールでも河合塾でもスター講師として活躍した廣政氏(57)。なぜ、彼の授業に出た生徒は英語の成績が上がるのだろうか。「たとえば、僕が関係代名詞をわかりやすく説明したところで、生徒の学力が上…
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学びエイド 廣政愁一社長(3)「東進ハイスクール」からのスカウトで難関大学をあっさり中退
東進ハイスクールから講師の依頼がくると、在学していた大学をあっさり中退した。「夢だった予備校講師になれるのだから未練はなかった」という。同じ時期に東進に入ったのがのちに「いつやるか、今でしょ」で売れ…
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学びエイド 廣政愁一社長(2)旺文社ラジオ講座との出会いと予備校講師になる夢
「ラ講と出合わなければ、人生はだいぶ変わっていたかもしれない」 通称「ラ講」、旺文社の大学受験ラジオ講座は地域や貧富の格差を解消するために1952年にスタート。95年まで43年間にわたって続い…
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学びエイド 廣政愁一社長(1)カリスマ予備校講師から上場企業の社長に
「英語のヒロマサ」といえば、90年代に受験生だった世代には馴染みのある名前だろう。廣政愁一氏(57)は当時、予備校のスター講師として活躍。参考書を出せばベストセラーになった。その後、「学びエイド」を立…
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日本果汁 河野聡社長(4)“オランジェット”シリーズが大当たり
愛媛の今井青果と静岡のフードランド──果物の仕入れに強い会社を日本の東と西に抱える一方で、河野も自ら産地に足を運び農家との関係を構築する。精力的に飛び回る河野聡(47)にリードされ、日本果汁は順調に…
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日本果汁 河野聡社長(3)創業3カ月で迎えたピンチも乗り越えて…
日本果汁は、果実の果汁や果皮を食品などの原料として加工し販売する会社として2009年に創業、拠点は京都市に置いた。ゼロからのスタートで取引先も仕事もない。それでも経費や備品、社用車の購入などで資本金…
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日本果汁 河野聡社長(2)取引通じ意気投合した恩人が社長に指名
「よう考えたんやけどのう、課長が社長するんよ」 和歌山県内の委託工場を訪れた帰りの駅のホーム。着信に気づいた河野聡(47)が電話に出ると、相手は思いもよらぬ提案をしてきた。 大学を卒業…
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日本果汁 河野聡社長(1)唯一無二の柑橘系チップスが大ヒット
今年7月、じゃがいもを原材料としないユニークなチップスが発売され、話題となっている。商品名は「さくピー」(1袋360円)。“さくさくなフルーツのピール(皮)”を略したスナック菓子で、小笠原で収穫され…
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タイミー 小川嶺代表(7)自由な働き方を提供することで日本を元気にしたい
小川嶺(27)は3歳の時に祖父から将棋の手ほどきを受けた。認定3段の腕前で、今でも将棋会館に通っているという。 「将棋の経験が経営に生かされている面は、多分にあると思います」と、小川は語る。 …
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タイミー 小川嶺代表(6)気に入ったアルバイトがいたら引き抜きOKにしている理由
小川嶺(27)は毎月のようにワーカーたちと会って、現場の声を聞く。 「その中で、『タイミーのおかげで人生が広がった』という話を聞くことがあります。それは本当に、心からうれしいですね」と、小川は…
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タイミー 小川嶺代表(5)コロナ禍で天狗になっていた鼻をへし折られ…
2018年8月にスポットワークサービスを立ち上げて以来、飛躍のきっかけになったのは、いくつかの大手外食チェーンがタイミーを導入してくれたことだった。 当時の小川嶺(27)はまだ大学生で、労務…
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タイミー 小川嶺代表(4)相互評価システムでクオリティーを高める
小川嶺(27)は事業化に向けて、アプリですべて完結できるシステムづくりに取り組み、2018年8月にスポットワークのマッチングサービスを開始する。 最初は飲食業界へのアプローチから始まった。し…
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タイミー 小川嶺代表(4)試行錯誤を重ねた大学時代
スポットワークサービスの先駆者として知られる小川(27)が起業家を目指したのは、高校時代と早い。 最初の起業は大学入学前、主婦が余った食材を使って、学生に食事を作るサービスを考え出す。 …