語り部の経営者たち
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フランチャイズビジネスインキュベーション 山本昌弘社長(7)地域を支えられるFCを生み続けていきたい
山本(41)は、子どもの頃から合理的ではないことが嫌いなタイプだったという。 教職の父を持ち、比較的堅い家庭で育った。そのような環境下にありながらも、学校の授業で教えられることを無条件に受け…
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フランチャイズビジネスインキュベーション 山本昌弘社長(6)何百人もの加盟店オーナーとLINEグループを
山本(41)は、ハウスクリーニング会社に勤めていた頃、FC本部のやり方に違和感を覚えていた。たとえば、新規加盟した店の売り上げが伸びないと、本部では集客用のチラシを購入させようとする。 「こん…
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フランチャイズビジネスインキュベーション 山本昌弘社長(5)飲食業の常識とされていることの逆から考える
山本(41)は「鰻の成瀬」を開業するにあたり、飲食業の経験がゼロではあったが、「逆にシロウトだから固定観念に縛られなかった」と語る。 「FLコスト(食材費と人件費)をどのくらいにするべきだとか…
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フランチャイズビジネスインキュベーション 山本昌弘社長(4)うなぎ業界が宣伝に力を入れていないことに気づく
山本昌弘(41)はハウスクリーニング会社での10年間で、FCの新しいパッケージづくりや契約書作成、法務面などFC業務の入り口から出口までを体得すると、起業を決意する。 2020年9月、「フラ…
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フランチャイズビジネスインキュベーション 山本昌弘社長(3)英会話スクール勤務からハウスクリーニングFC本部へ
「鰻の成瀬」を率いて、新しいタイプのうなぎ店を世に知らしめた山本は、今や飲食業界の風雲児として注目されている。 「将来は起業しよう」と心に誓ったのは、イタリアに留学した頃だ。21歳の時に帰国する…
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フランチャイズビジネスインキュベーション 山本昌弘社長(2)イタリア留学の濃い3年間で起業を志す
フランチャイズビジネスインキュベーションは、「鰻の成瀬」で知られる急成長中のベンチャーである。 山本昌弘(41)が起業を志すようになったのは、イタリアに留学していた頃だ。高校を卒業すると、単…
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フランチャイズビジネスインキュベーション 山本昌弘社長(1)常識破りのコスパ「鰻の成瀬」FCチェーンを展開
フランチャイズビジネスインキュベーションは、「鰻の成瀬」のフランチャイズ(FC)展開をする新進気鋭の企業である。 昨年12月、ぐるなびが発表した「今年の一皿」は「うなぎ」。手頃な価格で提供す…
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りらいぶ 佐々木貴史社長(4)リライブシャツを着ると介護作業がとても楽になります
2021年2月に配信された人気YouTubeチャンネル「令和の虎」に、「株式会社りらいぶ」の佐々木貴史社長()は出演した。この番組で5人の審査員に「リライブシャツ」を着てもらったところ、全員に「希望…
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りらいぶ 佐々木貴史社長(3)機能には絶対的な自信を持っていたのに、3年間売れなかった
着るだけで体が柔らかくなり、力も強くなる「リライブシャツ」。多くの人が、そんなはずがない、と思うはずだ。そこで、開発・製造・販売する「株式会社りらいぶ」の佐々木貴史社長(63)に、そのメカニズムを語…
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りらいぶ 佐々木貴史社長(2)青パパイヤのサプリと中国武術…2つの出会いが人生を変えた
着るだけで体が柔らかくなり、力も入るようになるリライブシャツ。このシャツを開発・製造・販売する株式会社りらいぶの佐々木貴史社長(63)が、仙台でプログラミング会社を立ち上げたのは、1988年、27歳…
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りらいぶ 佐々木貴史社長(1)20歳が起業家としての原点
体がカチコチのタレント、出川哲朗(60歳)。彼が一枚のシャツを着ただけで、体が一気に柔らかくなり、本人も「なんで」と驚いているテレビCMを、恐らく誰もが一度は見ているはずだ。 そしてこのCM…
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とんきゅう 矢田部淳社長(4)営業時間を短縮しても売上げと利益が伸びた
とんきゅうは2019年12月、とんかつ「とんQ」東急プラザ渋谷店をオープンした。長年の念願だった東京進出だ。 矢田部淳(36)は、この店のコンセプトからメニューまですべてを任された。当時、営…
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とんきゅう 矢田部淳社長(3)英国と日本で修業「人として大事な部分を学んだ」「でもあの時代には戻りたくない」
英国で料理修業をしていた矢田部淳(36)は突然、「ハイビスカス」を解雇され、途方に暮れた。ハイビスカスは、ロンドンにある2つ星のフレンチ。それから1カ月間、ボーッと過ごした。自宅近くにあったハイドパ…
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とんきゅう 矢田部淳社長(2)料理人になるために英国に留学 ミシュラン3つ星店で研修する
とんきゅうの社長、矢田部淳(36)は、高校卒業が近くなり、英国出身の母・シェイニーさんたちと、入学先の料理専門学校を探していた。たくさん見学したものの、ピンとくる学校は見つからない。 そんな…
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とんきゅう 矢田部淳社長(1)高1で人生の転機が…キッチンで指揮を執るシェフの姿に衝撃
とんきゅうは、矢田部淳(36)の父・武久さんと、英国出身の母・シェイニーさんが1983年、茨城県つくば市にとんかつ「とんQ」を開店したのが始まりだ。その後、千葉県や埼玉県にも店を開き、現在はとんかつ…
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アサヒ飲料 米女太一社長(4)夢は海外マラソンを完走して自社商品を飲むこと
アサヒ飲料には、社会との約束として掲げている「100年のワクワクと笑顔を。」というビジョンがある。 「人生100年時代に、私たちの商品やサービスを通じて、人々が笑顔になる社会をつくることがアサ…
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アサヒ飲料 米女太一社長(3)社員との対話を重視して「Y on 1」を始めた
2009年、アサヒ飲料に移り、人事総務部長に就任する。その後、取締役、常務を経て、20年3月、社長に就任した。 「社員がポテンシャルを発揮できるような環境をつくっていくことが社長の仕事だと思い…
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アサヒ飲料 米女太一社長(2)入社翌年の87年3月に「アサヒスーパードライ」新発売
1986年、米女は早稲田大学法学部を卒業後、アサヒビールに入社する。最初の配属先は博多工場で、管理部門の仕事を担当した。 大学を卒業したばかりで、頭で考えて仕事をしがちだった米女太一(63)…
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アサヒ飲料 米女太一社長(1)社を挙げてウオーキングによる健康づくりに取り組む
アサヒ飲料は多くのロングセラー商品を持つ大手飲料メーカーだ。 炭酸飲料「三ツ矢サイダー」は140周年、炭酸水「ウィルキンソン」は120周年、乳酸菌飲料「カルピス」は105周年と、100年超え…
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フルタ製菓 古田盛彦社長(4)少子高齢化の荒波の中でも消費者にニーズに合わせて成長を
2011年に中国に進出したフルタ製菓。日本では大人気だが、上海ではまだ苦戦が続いているという。 「中国に最初にチョコレートを持ってきたのが欧米のメーカーで、最初に広めたのが苦いダークチョコレー…