著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「東條元首相手記」の発見により長年の疑問は氷解した

公開日: 更新日:
極東国際軍事裁判で発言する清瀬一郎弁護士。政治家として衆議院議長も務めた(1947=昭和22=年2月24日)/(C)共同通信社

 あえて東條英機を敗戦時にはピエロの役割を与えられていた、と私が言う理由は、ある構図が理解できれば、なんともわかりやすい。その構図こそ、今なお伏せられているクーデター計画、ないし軍事政権による聖戦完遂の姿に思えるのである。

 繰り返しになるが、私と半藤一利の疑問、そしてそれ… 

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