クーデター派の担ぎ出しに東條英機は何を思っていたのか
東條英機を担いで本土決戦に持ち込もうとするクーデター派の構想は、東條の性格をよく見抜いていた。東條の戦争観は2点に絞られた。第1点は、国民の戦争意欲は全く衰えてなく、青年は一身を捧げることを喜んで死地に赴いているという理解。もう1点は戦争の帰趨は「戦ひは常に最後の一瞬に於て決定…
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