給付か減税かとかまびすしいが…問われているのは石破自民党の政治姿勢なのだ

公開日: 更新日:
矜持はみじんも感じられない石破首相(C)日刊ゲンダイ

 参院選が近づき、大メディアはさまざまな争点を“つくっている”が、今度の選挙はそれ以前。裏金議員に金を渡し、都議会でもステルス選挙、参院選でも平然と公認し、JOC会長の箔付けも。備蓄米は物価高からの目くらまし。要するに国民愚弄政治に対する審判なのだ。

  ◇  ◇  ◇

 通常国会の閉会から初の週末を迎えた。来週7月3日公示が決まった参院選(20日投開票)を目前に控え、いよいよ各党の候補予定者は活動を本格化。大メディアもさまざまな「争点」を提示し、多くの国民が望む物価高対策について、自公与党が打ち出す2万円給付か、野党が掲げる消費税減税かとかまびすしい。

 石破自民党も備蓄米の放出によるコメ価格の引き下げや、日米関税交渉に全力を挙げるポーズを取っているが、しょせん物価高からの目くらましだ。今度の選挙はそれ以前の問題ではないか。

 ズバリ、問われているのは… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,881文字/全文3,276文字)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」