本物の感動と驚きが 世界遺産・白川郷の「自然學校」とは

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春休み・GWはこれまで味わったことのない“感動”を体験

 春休みに、超大型GW(ゴールデンウイーク)と、家族で遊べるウキウキのシーズンがやってくる。この休みをどう楽しもうかと、思案している人も多いのではないだろうか。そこで、自然体験が楽しめるユニークな穴場を紹介しよう。世界遺産・白川郷の近くにある「トヨタ白川郷自然學校」である。果たして、ここにどんな感動が待ち受けているのだろうか。

 世界遺産・白川郷といえば、辺り一面雪景色のイメージだが、春休みやGWのシーズンになれば、真冬とはまた違った表情をみせてくれる。寒い時期は白銀の世界だった合掌造りの集落は、春の訪れとともに日本の原風景を思わせる緑豊かな里山の顔をのぞかせるのである。

 その白川郷の合掌造り集落から、さらに4キロメートルほど上った森の中にあるトヨタ白川郷自然學校の広大な敷地には春休み・GWのシーズンでも、雪がまだ残っているフィールドがある。

■“雪の森の散歩”は発見がいっぱい

「春休みでも、『雪の森の散歩』というインタープリター(自然と人との架け橋の役目をする案内人)のガイドで森を歩くスノーシュー体験が楽しめます」とは、トヨタ白川郷自然學校で自身もインタープリターを務める加藤春喜さん。

 “雪の森の散歩”では、途中で森のリスと出会うことも珍しくないという。

「『あっ、リスだ!』って、みんな大ハシャギです。マンサクやカタクリ、ミズバショウの花なども咲き始めて森を美しく彩り始める季節でもあります。『雪の森の散歩』に参加していただくと、インタープリターの楽しい解説が聞けますよ」(加藤さん)

■こどもたちだけの「春なのに雪遊びキャンプ」も開催!

 3月24日(日)〜26日(火)と、3月28日(木)〜30日(土)の期間、小学3〜6年生を対象にした「春なのに雪遊びキャンプ」が行われる。雪上テント泊や雪の森探検、山の中のソリ遊びなど楽しい体験が盛りだくさん。参加定員は各回先着20人で、参加料金は税込1人3万8000円(2泊6食)。申し込み締め切りは3月10日(日)だ。

■手づくりのスカイランタンが夜空に浮かぶ!

「春休みの期間中は、家族一緒にスカイランタン作りが楽しめる教室も行なっています。白川郷周辺は古くから和紙の産地。その和紙を使ってスカイランタンを手づくりするのです」

 実際に、ヒモを付けて手づくりのスカイランタンを飛ばすことにも挑戦する。雪の森と満天の星空に浮かび上がるスカイランタンの美しさはまさに幻想的。都会の中では味わうことのできない、思い出深い親子体験になることだろう。

“こどもキャンプ”で、やり抜く力と思いやりの心を育む

 今年、10連休も可能なGWには、「GWキャンプ・森であそぼ! こどもテント村」と名付けられた“こどもキャンプ”が4月27日(土)〜5月6日(月)に実施される。

 この“こどもキャンプ”は、小学2年生から4年生までの、テントで泊まるのが初めてのこどもたちが対象。基本は1泊2日で、最大9泊10日のキャンプも可能だ。「森の探検」「自然あそび」「テント泊」「ごはんづくり」「火おこし」などを通して、「できた!」を体験するキャンプである。

「この“こどもキャンプ”が目標にしているのは、『やり抜く力と思いやりの心を育む』こと。チャレンジ・バイ・チョイス、自分で決めたことはやってみようということです」(加藤さん)

 やるかやらないかはこどもたち自身が決めて、色々なことにチャレンジする。自分でやってみるからこそ分かることがある。それを発見するのが目的なのだ。

 ちなみに、「GWキャンプ・森であそぼ! こどもテント村」への参加は、各日先着20人で、参加費は1人税込1万6800円(1泊3食)。申し込み締め切りは4月14日(日)だ。

■星空が美しい天然温泉と極上のフレンチレストランにも感動

トヨタ白川郷自然學校の感動の体験は、宿泊施設の中にもある。53度の源泉が地下1500メートルから湧き出す天然温泉の露天風呂からは、天気がよければ天空で宝石のように輝く満天の星空観賞が楽しめる。

 フレンチレストランでは富山湾氷見漁港などから届く新鮮な海の幸や飛騨の野菜などを使ってシェフが腕を振るう料理はまさに絶品。

■アクセスも意外と便利!

トヨタ白川郷自然學校へのアクセスは、北陸新幹線の富山や金沢から自動車やバスで約1時間。春休み・GWは、白川郷の自然との感動の出会いを求めて、家族みんなでトヨタ白川郷自然學校に旅してみたいものだ。

(取材/日刊ゲンダイ企画編集部)

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