コロナ禍の今、注目を集める「オンラインAGA診療」注意すべき点は?
コロナ禍においてさまざまな業界からオンラインサービスが提供され、日常生活で当たり前のように使われるようになった。緊急事態宣言が解除された後も、引き続き積極的に利用される方も多いのではないだろうか。
オンラインサービスといえば、WEBで簡単に注文できる外食デリバリーやネットスーパーを思い浮かべる人が多いだろう。実は医療の分野も例外ではないのだ。現在、遠隔診療も含めて通院ではなくオンライン診療対応の病院が増えている。内科や消化器科・皮膚科などその診療科目は多岐にわたる。そして、成人男性の3人に1人が悩んでいるといわれるAGA(男性型脱毛症)治療も最近ではオンラインで行う病院が多くなってきたという。そこで、豊富な治療実績を持ち、オンライン診療にも対応している「銀座総合美容クリニック」にAGA治療の最前線について聞いてみることにした。
AGA診療の「いま」
「ウィズコロナ時代を迎えて、オンラインでの診療を希望される方がたしかに増えました。できることなら対面で医師の診療を直接受けたいが、コロナ禍で通院することには抵抗があるという方もいらっしゃいます」と話すのは銀座総合美容クリニックの担当者。
同クリニックではコロナ以前から、何回か対面で診療してある程度治療のコントロールができるようになれば、毎月通わなくてもいいオンライン診療(遠隔診療)を行っていたそうだ。そして今、厚生労働省が正式に初診の遠隔診療を認めたことを受けて、初診からのオンライン診療を採り入れる診療機関が増えてきた。もちろん銀座総合美容クリニックも同様だ。
しかし、「オンラインにはオンラインの利点、対面には対面の利点がありますね」と担当者は言葉を続ける。
「私どもとしては、状態をきちんと診察したうえで少しでも綿密な治療をということを考えます。そう考えると、初診での診察は単純に比較した場合対面診療の方がやはり勝る部分もありますね。というのも、患者さんの薄毛の状態を確認するには目で見て確認することも重要ですが、頭皮や毛髪の状態を細部まで確認を行い、髪の硬さやボリューム感などを手で触って確認したりなど、とても丁寧に行う必要があるんです」
AGAの治療では、問診や症状を診て確認することも大切だが、それだけでなく実際に触診をして髪の毛の太さや密度、生え際の状態などを知ることが治療前の状態をきちんと把握するという意味でも非常に大事だ。しかし、当然のことながらオンライン診療ではなかなかそこまでの対応は難しい場合もある。
「私どもとしては直接患者さんにお会いして治療をすることがベターだと考えていますが、コロナ禍の状況で通院を患者さんに求めるわけにはいきません。そこで、これまでの多くの診療経験を活かし、オンラインであっても医師が患者さんの不安や悩みなどをしっかり問診をして対応するように心掛けています」
担当者への取材を続けていくと、銀座総合美容クリニックが患者の気持ちに寄り添い、より良い選択になることを考えていることがよく分かってきた。
早期治療がAGA診療では重要
そもそも、薄毛になってしまう男性がこんなに多いのはどうしてなのだろうか。そしてAGAとはいったいどんな病気なのだろうか。
「簡単に説明すると、AGAは身体の中にある男性ホルモン(テストステロン)が頭皮にある5αリダクターゼと呼ばれる酵素と結びつくことによって、DHT(ジヒドロテストステロン)という、髪の毛にとって悪玉の男性ホルモンに変化してしまうことでおこる疾病です。そして、どうしてDHTが悪玉なのかといえば、それは正常な毛髪の生え変わりのサイクルに対して生え変わりを極端に促したり、産毛化を促進するなど悪いシグナルを出してしまうからです」
人間の毛髪は2〜7年のサイクルで1本ごとそれぞれの毛髪が生え変わるのだという。人の毛髪は約10万本といわれているので、1日に100本ほど抜けて100本ほど生える、それが通常のヘアサイクルのようだ。ところが、DHTはその毛髪のサイクルに対して早く生え変わるようにシグナルを出してしまい、それがAGAを引き起こすというわけだ。
「最低でも2年の寿命を持っていた髪の毛が、半年とか数カ月の短いスパンで生え変わるサイクルになってしまいます。例えば、髪の毛のそれぞれの寿命が半分になれば1日に抜ける髪の毛の数も2倍になり、寿命が3分の1になれば3倍になってしまいます。時間が経過するとそれだけ薄毛の症状も進行してしまい、大切な毛髪の機能も果たせなくなります。頭髪の環境がどんどん悪化してしまうという負のスパイラルに陥るため、AGAはできるだけ早期に治療することが重要なのです」と担当者は続けてくれた。
脱毛サイクルが早くなると毛根のミニチュア化が進行
さらに、脱毛のサイクルが早くなると毛根のミニチュア化が進行する。毛根が萎縮してしまい、産毛のように細くて短い髪の毛しか伸びなくなってしまうのだ。そうなると、当然、髪の毛のボリュームもなくなり、地肌が透けて見えるようになってしまう、これが髪の毛がどんどん薄くなってしまうAGAの仕組みであることがわかった。
質問を続けると担当者は「人間には老化現象があり、20代からその老化現象が始まります。髪の毛のボリュームも20代を境に誰しも数%ずつ減っていくものです。しかし、仮に20代の方が自覚症状として明らかに薄くなったと感じられる場合はAGAの可能性を疑う事が出来ますが、30代や40代の方が若い頃のご自分の写真を見て『薄くなった気がする』と思っても、その髪の毛の変化が年齢によるものなのか、それともAGAによるものなのか、ご自分ではなかなか判断ができないということもあるんです」と教えてくれた。
つまり、もし薄毛で少しでも不安があるなら、1人で悩んでいないで早めに医師に相談をしたほうがいいということだ。
約8割以上の人が治療効果に満足
では、AGA治療は具体的にどのように銀座総合美容クリニックでは行われているのだろうか。
「当院では最初に、髪の毛が薄くなる理由をご説明し、その後で治療法と通院のシステムについてお伝えします。髪の毛が薄くなる理由をご説明するのは、理解なくしては治療ができないからです。なぜなら、毛量には個人差があります。その患者さんのベースとなる毛量以上には生やせないわけで、まずAGAのことを詳しく理解していただくことで治療に対しての励みになればと考えています」
丁寧な説明と問診に続き、薬が処方される。
「当院で治療している患者さんたちは、治療を始めて3カ月目ぐらいから徐々に増え始め、半年後には写真で見ても明らかに変化が確認できるというのが基本的な改善のパターンです。もちろん、中には薬が効きにくく変化が分かるまでは至らない方もわずかですが、いらっしゃいます。日々の変化は小さなものなので、明らかに効果があるにもかかわらず生活の中では気づかなかったなんて方も中にはいますが、治療を始める前と半年後の写真を比較してみて初めてその大きな変化に驚く方もいらっしゃいます。だいたい8割くらいの患者さんが治療効果に大きく満足いただいています」
半年をメドに、患者本人が治療に満足がいけば、その後は効果を見ながら患者と医師が相談して治療のペースを決めていけばよいようだ。
「患者さんは『いつまでも若々しくいたい』という人もいれば、『年齢相応だからもう大丈夫』『結婚したからもう大丈夫』など、その方によっていろいろです。ですから、患者さんそれぞれの目的や考え方に合わせて治療にあたっています」と患者に寄り添っていることがここでもわかる。
治療費は1カ月2万円弱が目安
AGAの悩みを解決するには治療を受けることが第一だ。とはいえ、やはり気になるのは治療費である。いったいどのくらいかかるのか。
「AGA治療の費用はクリニックによってさまざまです。5年ほど前は月に3万〜5万円程度がスタンダードでした。当院では10年前から月に2万円弱程度の費用で治療を行っています。内服薬のフィナステリド(プロペシア)が月に6500円ほど。ミノキシジルは濃度によって異なりますが、1万1000円程度。この2つをカップリングして治療するので、合わせて2万円弱ほどの費用になるのです」
月に2万円はコスト的には高いと感じる読者も多いだろう。しかし、自分の悩み解消につながり、ストレス緩和が望め、約半年で効果が出るのであれば、検討する価値はあるのではないだろうか。
クリニック選びのポイントはとにかくきちんと患者さんに向き合ってくれるかどうか
前述したように、コロナ禍の今、厚生労働省が初診からのオンライン診療を認めたことから、初診から全てオンラインで完結するクリニックも増えてきた。それは好むと好まざるとには関わらず、コロナ禍でライフスタイルが変化している中でニーズに合ったものと言えるだろう。しかし、便利さにのみ主眼をおいたオンライン診療が行われ、効果や副作用など患者に不利益が起こるようなことはあってはならない。
そのため、銀座総合美容クリニックは患者のニーズに応えた「オンライン診療」に取り組みながらも、あくまでも「対面診療」との使い分けにこだわる。
「コロナ前から私どもは『健康寿命に関心がもたれている昨今、いつまでも若くありたいと願うのは当たり前のこと。AGAはちゃんと治療をすれば改善できる時代になったので、悩んでいるのならまずは一度ご相談ください』ということをいっています。その基本的なスタンスは変わりません」
コロナウイルスと付き合っていく社会を考えた場合、社会活動が活発な時期と、ある程度自粛が必要な時期が繰り返されていくかもしれない。そんなポストコロナの時代には、対面診療とオンライン診療を適切に使い分けることが賢い選択と言えるだろう。きちんと使い分けられ、適切な治療を受けられるクリニックを選ぶこと、それが大切だ。
「コロナ禍が落ち着いている時期であれば、お時間があれば一度ご来院を頂ききちんと状態を確認させてください。そのうえで治療を始めた場合、状況に合わせオンライン診療をご利用頂いて問題はありません。せっかくのお休みを通院に時間を使うのはもったいないと思う方もいらっしゃいますものね。それに、コロナ禍が深刻な時期は、是非初診からオンライン診療をご利用ください。その場合は、コロナ禍が落ち着いた時にでも対面で一度状態を確認させてください」と担当者は言う。
当人にしてみれば、AGAは深刻な悩みだろう。それを1日も早く解消するためには自分の身体を第一に考え「患者目線」で診療・治療をしてくれるクリニックを選ぶことがポイントになりそうだ。
【銀座総合美容クリニック】
・住所:東京都港区新橋1-9-5 KDX新橋駅前ビル 4・5F
・公式サイト:https://www.gincli.jp/
・フリーダイヤル:0120-972-335
・メールアドレス:info@gincli.jp
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