「手巻おむすび」がリニューアル~ファミリーマート~
自社ブラント「ファミマル」が誕生2周年
ファミリーマートでは自社展開しているブラント「ファミマル」が誕生2周年を迎えたことを受け、先日今後の展開についての発表会を開催、「手巻おむすび」や「ファミマルPREMIUM」の刷新などを紹介した。
ファミマルは2021年10月の発売開始以来22カ月連続で売上前年比を上回るなど、ユーザーの人気を集めているブランドだ。その今後について同社執行役員の島田奈奈商品本部長は、「今後もやみくもに商品を拡大していくというのではなく、二極化の進む市場を見ながらお客様が必要とされているものを品揃えすることでお客様に満足していただけるような展開をしていきたいと考えています」としている。
手巻おむすびが製造方法の刷新で「ふわほろ食感」を実現
同社では今回、年間約3億個を出荷する人気の「手巻おむすび」を大きくフルモデルチェンジ、より一層おいしさにこだわった。そのポイントはご飯がふっくらとした、まるで手で握ったかのような「ふわほろ食感」を実現したことだ。
記者も新商品の試食をしたが、確かに今までよりふっくらに仕上がっていて、満足感があった。
「手巻おむすびのおいしさはお米、海苔、振り塩、そして製造方法の4つによって決まります。今回は20億円かけて13年ぶりに製造方法を刷新し新たな手巻おむすび成型機を導入しました。徹底的に圧をかけずにふんわりさせることでお米や具材を潰さず、おむすびの中に含まれる空気の割合をアップさせ『ふわほろ食感』を実現させました。一度食べてもらえばそのおいしさが分かっていただけるのではないでしょうか」(木内智朗商品本部デリカ食品部長)
「おにぎり」ではなく「おむすび」
同社ではファミマ誕生以来一貫して、おにぎりではなくておむすびと呼んでいる。これはおむすびがお米の生産から製造、販売まで多くの人が関わる商品であることから「人と人を結んで日本を元気にしたい」との強い思いがあるからだ。そんな思いが託されたファミマの手巻おむすびがおいしいのも当然かもしれない。
今後のプライベートブランド「ファミマル」に期待したい。
■提供:ファミリーマート