なぜ? イ・ボミ、申ジエ、鈴木愛が相次ぎ池ポチャのワケ
このホールはコース内でもっとも難易度が高い。女子の場合、ティーショットから池まで265ヤード。その手前に刻んで2打目は残り160ヤード前後残る。ただグリーンは水面より高く、午後になって変更した右奥のピンに対しては高弾道ボールでないと乗せるのが難しい。
田原紘プロが、「女子プロはみな5ヤード刻みで勝負できる腕前。ただ午後の寒さで5~8ヤードのミスジャッジがあったと思う」とこう解説する。
「同じ160ヤードを打つにしても男子プロと女子プロでは使う番手も、キャリーも高さも違う。男子なら8Iでキャリー157ヤード、ラン3ヤードと計算する。一方、女子は5Iかユーティリティークラブでキャリー150ヤード、ラン10ヤードとなります。しかし、気温が10度以下と寒くなるとキャリーが5ヤード近くダウンする。それが池ポチャの原因と思われる」
また芝の影響もあると指摘する。今の時季は夏と違って芝が薄い、クラブが上から鋭角に入ってこないとボールは上がりづらい。
「女子プロはダウンスイングが滑らか。芝が薄いとボールが上がりづらい。池を越えるという確信を持って打ったのだろうが、シーズン中の感覚のまま大きな番手に替えることができなかったのでしょう」(前出の田原プロ)
お遊びイベントとはいえ、パワー不足からミスが出てしまった。