二極化・格差社会の真相
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エビデンスではなく政治で決まるワクチン推奨の政策転換
政府はHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を予防するワクチン接種の積極的勧奨を再開する方針を固めたようだ。田村憲久厚労相が17日、閣議後の記者会見で、10月中にも審議を始めたい意向を明らかにした。…
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オリパラで国民も気づかされた「卑しいメディア」の正体
コロナ第5波ではついに早産の子どもが死亡する事態となった。明日をも知れぬ自宅療養者も増える一方だが、そんな中、東京オリンピックに続いてパラリンピックが開幕した。おそらく、五輪同様、連日、選手たちの活…
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かくなる上はと、子供向けに自分を貫く童話を書いた タイトルは「いちばんたいせつなもの」
その理念の偽善性がこれでもかと暴露された東京五輪がようやく終わったが、案の定、コロナは猛威を振るい、東京では自宅療養が「基本」となった。政府は「重症者を入院させるため」と言うが詭弁だ。東京五輪開催の…
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民主主義が終わった前提で物書きに何ができるのか 存在理由を考える
別に自虐的になっているわけではないが、最近、自分の存在理由というものをしみじみと考える。この政権の所業に憤怒しながら、こうした思いを抱いているのは私だけではないかもしれないが。 【写真】この記…
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報道機関であることを放棄した五輪スポンサーの大手新聞社への公開質問状
「彼ら(引用者注・野党)は、日本でオリンピックが成功することに不快感を持っているのではないか」と、安倍晋三前首相は語った。「月刊Hanada」8月号の、評論家・櫻井よしこ氏との対談だ。 安倍氏…
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東京五輪はスポーツへの嫌悪と絶望ばかりを押し付ける災厄なのだ
東京五輪の開催が強行され、その期間中にコロナの症状が表れたとする。どれほど重篤化しようとも、動員で逼迫しきった医療体制では、入院どころか治療も受けられまい。いや、そもそも診察自体を断られるのではない…
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涙も枯れてきた 五輪強行ニッポンにあふれる「安っぽさ」
新書「安いニッポン」(日本経済新聞出版)が売れている。バブル期には“世界一高い”のが問題とされた日本の物価も賃金も、今や最低レベルに成り下がった衰退ぶりを、日経の中藤玲記者が活写した。 「安い…
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「人柱」が耐えても待っているのは東京五輪強行の感染爆発
コロナ禍は初期の頃、しばしば戦争に例えられた。それは違うという反論がすぐに現れ、私も同調した。守られるべきは人間一人一人であって国家ではないし、殺し合いはご法度で、生かし合うことこそが必要だから。こ…
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ワクチン国内開発の遅れをワクチン訴訟のせいにするな
新型コロナワクチンの接種が進まない。一度でも接種した人が現時点で全人口の2%、OECD37カ国中のドン尻。感染収束の切り札とされる医薬品ひとつ手当てできない無能政府が、よくぞ東京五輪の強行などという…
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不要不急の五輪を強行 結婚式や葬式を制限する狂気の独善
3度目の緊急事態宣言が東京、京都、大阪、兵庫の4都府県で発令された。飲食店に対する時短要請が主だった前回より対象が広く、かつ苛烈で、「短期集中で人の流れを閉め、感染拡大を抑え込む狙い」だというのだが…
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元検証委員のひとりとして叫ぶ「BPOは存続の危機だ」
「フジテレビは、自分たちの番組と花の自死が無関係だったかのような主張ばかり。書類には私を攻撃する言葉が並んでいました。それなのに……」 フジテレビの人権侵害は、なかったことにされた。さる3月3…
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聖火リレー強行 私たちは世界の笑いもの、憎悪の的である
とうとう米国NBCのニュースサイトにまで書かれてしまった。「東京五輪の聖火リレーを消すべきだ」と。 バルセロナ五輪に出場した元プロサッカー選手で政治学者J・ボイコフ氏による寄稿。そのような人…
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馬毛島の軍事化 対中最前線基地にする安倍・菅政権の横暴
防衛省が鹿児島県大隅半島沖の離島で説明会を続けている。先週中に種子島の西之表市と中種子町、南種子町で、16日には屋久島と口永良部島全域にまたがる屋久島町で開かれる予定だ。 種子島の西方12キ…
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権力に寄り添い、自らをアジャストさせる橋本・丸川コンビ
東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に橋本聖子氏、彼女の後任の五輪担当相に丸川珠代氏が就任して、そろそろ2週間。あれだけ騒いだマスコミが、もう何も言わない。何もなかったことにして“新型コロナウ…
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追求のないテラスハウス事件と政府に共通する“未必の故意”
発売中の「サンデー毎日」に、フジテレビ「テラスハウス」問題について書いた。昨年5月、この番組に出演していた女子プロレスラーの木村花さんが自殺に追い込まれた事件でのテレビ局の責任を、放送界の第三者機関…
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邪な思惑があるとしか思えない菅首相の東京五輪への固執
海外の有力メディアが相次いで東京五輪中止の見通しを報じ、政府が火消しに躍起だ。22日には菅義偉首相が、またもバカの一つ覚え「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして」との“決意”を示したのだと…
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これっぽっちもない正当性 盗人猛々しい菅政権の私権制限
新型コロナウイルスに感染した場合、「健康不安より近所や職場など世間の目の方が心配」だと答えた人が、全体の67%を占めた。10日付の朝日新聞に載った世論調査の結果である。 “自粛警察”だらけの世…
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もっと恐れよう 菅政権の正体はおぞましい「3つの支配欲」
朝日新聞が今月19、20の両日に実施した全国世論調査によると、菅義偉政権の支持率は39%。前回11月の調査時より17ポイントも急落した。わずか3カ月前の発足時は65%だったことが嘘のような不人気ぶり…
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アスリートには悪いが私は東京五輪がもはや憎い
「バカじゃないの?」と、テレビに街頭インタビューを求められたら言ってやろうと身構えているのだが。誰も尋ねてくれないので書いておく。 前回と似たような話でスミマセン。でも、この間に報じられた、来…
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スガ政権、東京はコロナウイルス実験のシャーレではない
スガ首相が「Go To トラベル」の運用見直しと、「Go To イート」食事券発行停止の検討を都道府県知事に要請すると表明した。当たり前だ。今さらにでも、政府は新型コロナの第3波襲来のただ中で、言い…