巻頭特集
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使途は? 税金は? 他のパーティーは? 現実間を帯びてきた年内総辞職
「通常、街頭インタビューをすると、どんなに批判が多くても、擁護する人が2割くらいはいるもの。放送では我々も意見のバランスを取る。ところが、今回の疑惑については、驚くほど批判一色で擁護がない。物価高やイ…
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政治家は裏金、国民にはインボイス 国民的反対運動は必至だ
風雲急だ。自民党派閥の政治資金パーティー裏金疑惑の「本丸」に司直の手が届きつつある。7日は最大派閥・安倍派の会計責任者による爆弾証言が炸裂。東京地検特捜部の任意聴取に対し、パー券収入のキックバックに…
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首相が辞めて終わりではない 問題は日米関係と統一教会の闇の解明
ここまで動かぬ証拠があるのに「知らぬ存ぜぬ」で押し切れると、本気で思っているのか。 当時、自民党の政調会長だった岸田首相が、自民党本部で「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の大幹部と面談し…
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政権交代以外なし “裏金常習犯”が「適切に対応」などと言う笑止
2024年の干支である「甲辰」とは「春の日差しが、あまねく成長を助く年」。全ての闇に日差しが降り注ぎ、闇や悪が隠れる場所がなくなる──という意味だという。辰年の過去を振り返ると「ロッキード事件」(1…
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恐るべき金銭感覚 多くの自民党議員は派閥裏金を「どこが悪い」と思っている
自民党5派閥が政治資金パーティー券の販売収入を億単位で裏金化していた疑惑に対する世論の怒りは相当だ。JNNの世論調査(2、3日実施)では、政治資金収支報告書へのパー券収入の一部不記載について「非常に…
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組織ぐるみの底なし悪事 岸田退陣どころか自民は解党、崩壊へ
UAE(アラブ首長国連邦)を訪問し、「外交の岸田」で支持率回復を狙ったものの肩透かし。外遊先でも“自民派閥パーティー疑獄”について問われ、岸田首相は「国民に疑念を持たれているのは大変遺憾だ。状況を把…
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自民党の内部崩壊が始まる 地検が安倍派立件に動き出した衝撃と今後
「安倍派 裏金1億円超か」──。1日の朝日新聞のスクープで、永田町の景色が一変した。自民党最大派閥にメガトン級のスキャンダルが炸裂。派閥パーティーを巡る問題が新たな局面に突入したからだ。 清和…
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後手後手がまた致命傷 オスプレイを即刻止めなかった岸田政権はもう持たない
オスプレイの墜落事故は、起こるべくして起きた事故だったのではないか。欠陥を抱えていることは、ハナから分かっていたからだ。 29日午後、鹿児島県・屋久島沖に墜落した米空軍輸送機オスプレイは、左…
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こんな自民にスリ寄る野党のおめでたさ「補正成立」でも岸田政権は逃げ切れない
2023年度補正予算案が29日夜の参院本会議で、自民、公明両党と日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決、成立。立憲民主党や共産党は反対した。 政府の総合経済対策の財源の裏付けとなる補正…
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国民に求められる政権交代の覚悟 どんな野党でも腐敗堕落の自民よりマシ
「ちゃんとやれよ岸田」 岸田首相にこう不満を抱く男が28日、防衛省の正門玄関で包丁をかざす騒動を起こした。暴力行為処罰法違反と銃刀法違反容疑で警視庁牛込署が逮捕したのは、都内で居酒屋を経営する…
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レイムダック政権がやりたい放題 列島要塞化、軍事費倍増は必要なのか
各社の世論調査で内閣支持率が政権発足以降、過去最低を更新し続けている岸田政権。「増税メガネ」のあだ名を気にして、岸田首相が柄にもない減税を言い出して以来、支持率下落は加速度を増し、調査のたびにガクッ…
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出てくる出てくる疑惑のカネ 世にもふざけた馳浩知事こそ、自民党の象徴だ
「発言内容のどの部分が事実誤認なのか」「すべて事実無根なのか」「撤回するような発言をなぜしたのか」「五輪のさらなるイメージ悪化への懸念をどう考えるか」「昨年の知事選でアピールした国政との強いパイプへの…
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支持率下落、地検捜査 おそらく年末は阿鼻叫喚の岸田・自民党
政務三役の相次ぐ辞任や自民党派閥の政治資金問題など、自民党政権の腐敗劣化が次々と露呈しているというのに、この臨時国会はなんとも緊張感がない。 24日、今年度補正予算案が衆院本会議で可決。自民…
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30年ぶりの賃上げも破綻 いよいよ怪しくなってきた岸田経済与太話
「今年の賃上げは30年ぶりの高水準。経済の好循環が動き出しつつある」 「賃上げの流れを確実なものとして、成長と賃金の好循環を回します」 岸田首相が事あるごとに繰り返した「夢物語」が足元か…
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国民の方がよっぽど見ている 「ポスト岸田」世論調査、「この中にいない」が最多の衝撃
さすがに自民党の重鎮も「底が抜けた感じがする。異常な数値だ」と驚きを隠せなかったそうだ。ただでさえ低迷していた岸田内閣の支持率が、また急落している。 朝日新聞の最新の調査によると、岸田内閣の…
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腐敗堕落の自民党は下野が必要 岸田退陣なんて一丁目一番地
この週末も酷い数字だった。岸田内閣の支持率は大幅下落が当たり前になってきた。 読売新聞でも、先月から10ポイント下落の24%となり、ついに危険水域に転落。2012年の自民党の政権復帰後、初の…
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これから何が起こるのか3つの見方 池田名誉会長の死で自民下野か解散ラストチャンスか
ついに「その日」が来た。創価学会の池田大作名誉会長が15日、老衰のため東京・新宿区内の自宅で亡くなった。95歳だった。学会の巨大な「カリスマ」の死去は、くしくも18日、1944年に獄中で逝去した牧口…
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なるほど辞任ドミノも納得だ スネ傷の集団と化した自民党の劣化
いったい次は誰なのか──。わずか半月の間に3人の「政務三役」が次々に辞任に追い込まれている岸田政権。さすがに、自民党の森山裕総務会長も「極めて異常な事態だ」と頭を抱えているそうだ。 なにしろ…
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どこから見ても自民は限界 「ポスト岸田」が誰かではなく必要なのは政権交代
自民党政治の劣化がすさまじい。かつてないほどの腐臭が漂ってきた。この政権は一体どこまで堕落するのか。 岸田首相らの給与を増額する国家公務員特別職の給与法改正案が16日の参院内閣委員会で可決さ…
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お気楽な黒田前総裁の日経連載 異次元緩和修正ならばこれだけの出血と覚悟が必要だ
異次元緩和が招いた副作用で、止まらない円安と物価高に庶民が喘いでいる。そんな中で今月1日から始まった黒田東彦・前日銀総裁の日経新聞の連載。後任の植田和男総裁が“負の遺産”の扱いに手間取るのを尻目に、…