相手のスコアをアップさせ自分も上手になる方法
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<第18回>最後に一番大事なことを話そう
「ヤマトダマシイがあるのか」 ドイツ人にこう言われたのが、川淵さんの原点だという。 川淵さんは前回(1964年)の東京オリンピックのときにサッカーの日本代表だった。日本サッカー協会は西…
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<第17回>一定の速度で歩く。相手のペースに巻き込まれない
スポーツにおけるメンタルの強さとは何か。 「ゴルフはメンタルのスポーツといわれる。それはその通りなんだけれど、じゃあ、どうすればメンタルを強くすることができるのか。これはゴルフに限らず、サッカ…
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<第16回>SWは2種類持つといい
初心者、中級者にとって、バンカーに入ることは悪夢に等しい。1回で出て、するするとピンに寄れば気分は最高なのだが、2度、3度、出ないこともある。 川淵さんはどうしているのか。 「サンドウ…
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<第15回>木の根っこのボールを打ってはいけない
ゴルファーなら誰でも林の中へ打ち込む。プロ選手は立ち木の隙間をうまく通して、グリーンまでの最短距離を狙う。ただし、それは競技だからだ。生活がかかっているからリスクを恐れずにチャレンジする。しかし、私…
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<第14回>アプローチはいつもSWでガツンと打つ
川淵さんがスコアをアップさせるのに重要と思っているのが、トラブルからの脱出とアプローチである。 そして、どちらの時にも活躍するのがサンドウエッジ(SW)だ。彼はアプローチでもバンカーでも、2…
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<第13回>自信がないのにフェアウエーウッドを持つべからず
「僕はフェアウエーウッドをよく使います。ロングホールはもちろん、長めのミドルホールでも使う。逆にユーティリティーは慣れていないから、あまり使うことはない。でも初心者、中級者のみなさんはどうだろう? 自…
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<第12回>何回やってもスコアが変わらない人には理由がある
川淵さんはさまざまな人とゴルフのラウンドをしている。日本人だけでなく、外国人ともプレーしている。ベッケンバウアー、ボビー・チャールトンといったサッカー界の伝説ともあるし、スコアが120という初心者と…
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<第11回>パターはいかに自信を持てるかだ
「パターにはいろいろな形のパターがある。みなさん、何本か使ったと思うけれど、パターの性質を知って、手のうちに入れるとパットが入りやすくなる。いま、私が使っているテーラーメイドのスパイダーはロングパット…
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<第10回>「アプローチは『左、左、左』と念じて打つ」
「アプローチの最大の問題は、いかに距離感を出すかでしょう」 川淵コーチは言う。 「アプローチで出す距離は同じクラブで打っても、打ち方によって変わってくる。また、ボールのライによってかなり…
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<第9回>残り150ヤードだったら「しめたっ!」と思う
川淵さんとゴルフをする時、私は常に「アドバイスしてください」と言うことにしている。すると、彼は「わかった」と答えるけれど、すぐに「ああした方がいい、こうした方がいい」とは言わない。午前中はじっと見て…
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<第8回>最大の喜びは芯を食ったアイアン
川淵さんのベストスコアは70だ。屈指の難コース、名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで出した記録である。当時、50代前半だった彼は、古河電工伸銅事業部名古屋支店で営業部長をしていた。顧客との付き合いもあり、…
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<第7回>初心者は2つの言だけ注意すればいい
川淵さんは今でも年間50回はラウンドする。相手は友人知人の時もあるが、ほとんどはサッカー、バスケットなどの協会に関係しているスポンサー企業の人間だ。つまり、彼がやっているゴルフは企業の営業幹部がやる…
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<第6回>接待ゴルフ「やるべきこと」「いけないこと」
「古河電工で営業をしていたでしょう。僕がやってきたゴルフのほとんどは接待、ビジネスのためのゴルフですよ」 川淵三郎はそう前置きをしてからビジネスゴルフの心得について語る。 「ゴルフはスポ…
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<第5回>「初めてプロに習ったらカット打ちをやらされて…」
川淵三郎は練習について、こう思っている。 「もともと自分はサボリ屋だから、練習は嫌い。サッカー代表選手の頃だって、早く終わればいいと思いながら、練習していた。ゴルフを始めた時も同じだった。お客…
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<第4回>ミス防止にはたくさんの練習で自信をつける
ゴルフはプロでもアマチュアでも、ラウンドの間に必ずミスをする。チョロしたり、シャンクしたり、バンカーから出なかったり、OBを打ったり……。ミスやトラブルとうまく付き合うのがゴルフというスポーツだ。 …
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<第3回>スコアを5つアップさせるには「流れ」を読む
ゴルフは技術だけでスコアが良くなるスポーツではない。メンタル、つまり、心の持ちようでスコアは変わる。 「原則として自然体でやること。自分のショット、パットに一喜一憂せず、感情を出さずに淡々とや…
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<第2回>つま先立ち150回と年50ラウンドが健康のヒミツ
川淵さんは毎日、日本サッカー協会、バスケットボール協会、首都大学東京などに出かけて朝から晩まで勤務する。78歳の今も、風邪ひとつひいたことがない。 「元サッカーの日本代表だし、オリンピックの選…
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<第1回>70歳になってもゴルフは確実にうまくなります
川淵三郎。1936年生まれ。現在、78歳。元サッカー日本代表のフォワードで、1964年の東京オリンピックに出場している。現役を引退してからは古河電工の営業マンになったが、50歳を越えて、「これ以上、…