本名・河上雄三。１９３１年東京生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。読売新聞社に入社。６６年作家デビュー。６７年に「風塵地帯日本推理作家協会賞、６８年には「聖少女」で第５８回直木賞を受賞する。歴史小説、スパイ小説、推理小説、近代の伝記の政治家、幕末・明治期の伝説小説、ゴルフに関する著作など、幅広いジャンルで活躍中。「チェ・ゲバラ伝」はロングセラー。
グリーン黙示録
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プロの大会でドラコン賞はバカげている
大切な試合を失った選手の心境がどういうものか。それも相手の超美技に屈した場合ならともかく、自分の凡プレイが敗因であれば、悔やんでも悔やみきれないだろう。終了前の１６番ホールの１メートルのミスと１７…
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ゴルフのワールド杯は過渡期に来ている
オーストラリアのメルボルンで開かれていたワールドカップで、日本チーム（谷原秀人、石川遼）は、チーム戦では５アンダーでデンマークと並んで３位タイだった。１位は地元のオーストラリアで１７アンダー。内容…
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ホーガンのマスターズで朝６時から全グリーンを調べた
日曜日の午後にゴルフの成績はどうなっているか、とＴＶをつけてみると、優勝を争っているのは日本のプロよりも外国人（それも韓国人が多い）であることが多い。４日間の試合の場合、男子なら約１５０人、女子に多…
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松山の天賦の才能を生かすのは「心」だ
日本のプロゴルフの試合はまだ休みだが、アメリカでは、去年の１０月からはじまっていて、６試合をこなしたあと、本年１月のトーナメント（昨年の勝者を集めた試合）から再開された。タイガーもミケルソンも出な…
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日本オープンが日本のトッププロ見放される
日本を代表するゴルフの試合は何かといえば、いうまでもなく今週の日本オープンである。ナショナル・オープンというのは歴史があるし、良いコースが舞台となり、その地域のトップゴルファーたちが参加するもので…
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チーム心理を無視したＮ・プライスの過ち
先週は男女とも海外や国内でいくつかの試合が開催されたが、わたしが関心を持ったのは、米国対世界選抜（ヨーロッパを除く）チームの対抗戦だった。それぞれ１２名の選手が４日間の試合をする仕組みで、これまでは…
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心の平安が好スコアを生み出す
心、技、体はスポーツ選手の成績を決める３つの要素だといわれているが、種目によっては、この３要素の中で何に重点を置くべきか、かなりの違いがあるようだ。ゴルフはメンタルスポーツといわれているから、心の状…
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ゴルフ界の権威主義
先週のプロゴルフは、男女ともプレイオフになった。男子は歴史のある東海クラシックで、会場になった三好カントリー倶楽部は中部の名門コースである。また女子は日本女子オープンで、コースは石川県の片山津ゴルフ…
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ゴルフほど公平なスポーツはない
ゴルフの舞台として現在もっとも高いレベルにあるのは、アメリカのツアーだろう。四大トーナメントは、マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロであるが、全英以外は全てアメリカで行われていることが…
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ゴルフは公平で無差別なスポーツ
ゴルフの舞台として現在もっとも高いレベルにあるのは、アメリカのツアーだろう。四大トーナメントは、マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロであるが、全英以外は全てアメリカで行われていることが、…
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ゴルフ本にはそれなりの効用がある
アマチュアに限っての話だが、ゴルフをする人に、ゴルフに関する書物をどれくらい読むか否かを聞いてみたことがある。この場合、書物はいわゆるレッスン本が中心で、これには週刊誌や月刊誌も含まれている。レッ…
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ゴルフ本の効用
アマチュアに限っての話だが、ゴルフをする人に、ゴルフに関する書物をどれくらい読むか否かを聞いてみたことがある。この場合、書物はいわゆるレッスン本が中心で、これには週刊誌や月刊誌も含まれている。レッス…
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６４から７３、上田桃子に何があったのか
先週は女子プロの試合をＴＶ観戦した。昼は長崎で行われた女子プロ選手権、夜はフランスのエビアンで行われたメジャー最終戦である。女子ゴルフは外国人選手が強くて、国内の賞金ランクも２位までは外国人、３位…
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敗因を考えること
先週は女子プロの試合をＴＶ観戦した。昼は長崎で行われた女子プロ選手権、夜はフランスのエビアンで行われたメジャー最終戦である。女子ゴルフは外国人選手が強くて、国内の賞金ランクも２位までは外国人、３位に…
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親切な性格はゴルフの成績とは別物だ
日本のプロゴルフ界は、前にも指摘したように、女子の方が男子よりも試合が多く、ＴＶの中継もそれに応じた形である。宮里藍や横峯さくらが試合に出て選手たちを引っぱっていたころは、ＴＶを見ていてもおもしろ…
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ゴルフでは日本男子プロは女子負けている
日本の女子プロが米ツアーで活躍した歴史は樋口久子に始まっている。試合に出てある程度の成績を収めた人は何人かいたが、樋口久子はメジャーの全米女子プロに勝ったのである。メジャー勝利は男子プロでは、今で…
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プロとコーチの関係は日米で違うようだ
ゴルフのＴＶ中継があるのは、先週でいうと、日本の男子シニア、女子プロ、米ツアーへ日本から松山英樹、石川遼が出場と、女子のカナダでの試合（日本から両宮里や横峯さくら、野村敏京、上原彩子の５名）、シニ…
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全米プロのJ・デイの涙に心動かされた
最近はスポーツのＴＶ中継を見ていて感動させられることは、めったになかったのだが、先週の全米プロでオーストラリアのＪ・デイが男泣きしながら、２０センチの勝利のパットをしたシーンには心を動かされた。四…
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メジャーに全米プロが入るのは疑問が残る
ゴルフのメジャー４試合というと、春のマスターズに始まり、全米オープン、全英オープン、そして今週の全米プロになる。前の３試合には異論はないと思うが、全米プロがどうして、前記の３試合と同格になるのか、い…
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ゴルフはプロもアマも同伴競技者が大事だ
ゴルフの試合をＴＶで観戦するのは、本当のことをいうと、好ましいことではない。やはりコースに行ってプロたちのショットをじかに見るのがベストである。とはいえ、外国で行われるメジャーとなれば、決して簡単で…
