失敗と成功の日本史
-
「戦艦三笠」のため予算を流用した西郷従道&山本権兵衛
舛添要一都知事が辞任しました。政治資金を使って、ホテルに私用で泊まったとか、私的に中国服を買ったなど数々の“流用”疑惑が発覚。「せこい」という言葉が、世界に紹介される機会ともなり、日本人としては、恥…
-
ライトアップ再開 いまも語り継がれる「熊本城の知恵」
先日、熊本城のライトアップが再開され、ニュースになりました。この城が大地震に直撃され、瓦と石垣が崩れ落ちたのは4月14日のこと。熊本市のシンボルの痛ましい姿は、日本中にショックを与えました。 …
-
お家騒動は時代を超えて…名家を潰した“浅井久政の大罪”
「セブン&アイ・ホールディングス」の鈴木敏文会長が、子会社「セブン―イレブン・ジャパン」の井阪隆一社長を辞めさせ、副社長の古屋一樹氏を昇格させようとしたところ、これに創業家の伊藤雅俊名誉会長が反発して…
-
乙武さんは不倫旅行で断念 出鼻をくじかれた信長と家康
「出鼻(出端)をくじく(折る)」という言葉があります。広辞苑によれば、「相手が始めようと意気込んでいるのを、先んじてくじく」の意味。 最近、出鼻をくじかれた人物といえば、文筆家の乙武洋匡氏でし…
-
双六、闘鶏、香道…公家と庶民がのめり込んだ“賭博の歴史”
最近、「賭博」のニュースをよく耳にします。昨年、読売巨人軍の3選手が野球賭博に手を染めていたことが発覚。今年3月、同チームの高木京介選手が、やはり野球賭博問題で謝罪会見を開きました。これで沈静化した…
-
ショーンK? 他人の性を名乗り存続した北条氏の“経歴詐称”
ショーン・マクアードル川上氏(ショーンK=48)の経歴詐称が発覚しました。輝かしい学歴は虚偽と誇張。本名が日本人・川上伸一郎であることは、本人も認めています。 歴史上の人物は当たり前のように…
-
うっかり発言で銀行潰した片岡直温蔵相
安倍政権の、閣僚による“失言”が続きました。丸川珠代環境相は東電福島第1原発事故を語った際、当時の民主党政権下で国が定めた除染目標1ミリシーベルト以下について、「何の科学的根拠もなく、時の環境大臣が…
-
石坂浩二も共感? 信長に利用されただけで終わった足利義昭
このところ話題になっているのが、「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系)の石坂浩二さんです。 報道によりますと、番組のスタッフと衝突し、冷遇されたとか。実際の収録では、今田耕司さんらとの軽妙…
-
妹を差し出して生き延びた京極高次
先日、「新党大地」の鈴木宗男代表の長女・貴子代議士の移籍話が報じられました。鈴木代表はかつて自民党に所属していましたが、平成14(2002)年に離党。17年に新党大地を結成しました。貴子代議士は25…
-
SMAPそっくり 裏切り者の密告で大失敗した「鹿ヶ谷の陰謀」
新年早々、世間をビックリさせたのが、人気グループ「SMAP」の解散騒ぎでした。一部報道によると、彼らの独立話は昨年末の時点で、ジャニーズ事務所副社長の耳に入っていたとか。情報は流出してしまうもの。 …
-
ベッキーは知っているか 額田王の和歌に見る古人の“道ならぬ恋”
年明け早々、芸能マスコミを騒がせたのが、ベッキーさん(31)と「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音さん(27)の不倫話です。川谷さんは既婚者でありながら、ベッキーさんを長崎の実家に連れていったとか。報道の…
-
中東と幕末に見る緊張状態
新しい年を迎えても、世界情勢は依然として緊迫しています。 とくに政情不安定なのが中東とその周辺諸国。シリアにはロシアが肩入れし、同国の反政府勢力には米国など西側諸国が荷担しています。11月に…
-
アテルイVS.坂上田村麻呂の戦いに見る国家権力の非情
沖縄の基地問題が、揉め続けています。翁長雄志知事は辺野古沖の埋め立て承認を取り消し、国はその撤回に向けて代執行を求めた裁判を起こしました。現地では、東京から100人以上の機動隊が派遣され、反対派の人…
-
猫と小説で神経衰弱から快癒した夏目漱石
先日、「日経トレンディ」(日経BP社)が選ぶ「2015年ヒット商品ベスト30」が発表され、第1位に北陸新幹線、2位に小説「火花」が選ばれました。「火花」はお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんのデビュ…