経済ニュースの核心
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日本生命が保有株売却の動き…安定株主失い地銀は戦々恐々
日本生命が地銀株の売りに動く、しかも業績の低調な地銀株から優先して売るというので、地銀が戦々恐々となっている。 日本生命は2021年度から3年間で、保有する地銀の株式を簿価ベースで250億円…
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東日本大震災10年で今も揺れる福島銀 SDI HDが筆頭株主に
東日本大震災から丸10年が経過した。 この間、震源地域となった福島県の経済は、福島第1原発事故の影響もあり、まさに苦難の道を歩んできた。「震災復興ということで手厚い予算が配分され、一時は復興…
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旧三和銀行の遺産 店舗外ATMは“最高の持ち帰り店”に変身
駅前でよく目にする無人の銀行ATMコーナー。数坪の敷地にコンパクトに配置された数台のATMは立地のよさもあり利用する顧客は少なくなかった。しかし、それも過去の話になりつつある。コロナ禍の現在、こうし…
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みずほ系ヒューリックが大手企業の本社ビルを相次ぎ買収
外資ファンドも驚く勢いで都心の大手企業ビルを買収している不動産会社がある。メガバンク・みずほ系のヒューリック(吉留学社長)だ。東京・新橋汐留の電通本社を3000億円規模で買収したのに続き、同じく新橋…
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日銀のマイナス金利導入から丸5年「あと3年続く」の深読み
マイナス金利が導入されて2月16日で丸5年が経過した。短期金利をマイナスに引き下げることで期待インフレ率を押し上げ、物価上昇率を2%まで高めることを目指したが、いまだに2%の上昇は実現できぬまま、副…
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ユニゾHDに経営不安説 地域金融機関は固唾のみ行方見守る
いま地域金融機関経営者が背筋が寒くなる思いで見守る企業がある。オフィスやビジネスホテルを運営する中堅不動産会社「ユニゾホールディングス(HD)」(横浜市中区)だ。地銀幹部によると「ユニゾの大口社債権…
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ビジネス書「資本論」人気の背景 コロナで貧富の差拡大か
ビジネス書の売り上げランキング(ジュンク堂書店大阪本店調査)の第1位に斎藤幸平(大阪市立大学経済学部准教授)著「100分de名著 カール・マルクス<資本論>」(NHK出版)がなった。NHK・Eテレの…
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コロナ不況で中小企業が頼る「ネットファクタリング」とは
緊急事態宣言の延長でさらなる売り上げ減が避けられず、資金繰りに窮する観光業や飲食業などの中小事業者。その頼みの綱となっているのが「ネットファクタリング」だ。 ファクタリングとは売掛債権などを…
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ソフトバンクとKDDI急接近…浮上する統合話とそのハードル
KDDIがスマホ料金の新プラン「povo(ポヴォ)」を発表し、通信4社の低価格プランが出揃った。KDDIの「povo」は、NTTドコモの「ahamo(アハモ)」、ソフトバンクの「SoftBank o…
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ブラックアウト寸前だった電力配給…中国の爆買いが背景に
年明け早々、寒波に伴う電力需要の増大に供給が追い付かず、一部の地方ではブラックアウト(広域停電)寸前だったことにお気づきだろうか。 電気事業連合会は1月10日に、「節電へのご協力のお願い」を…
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任天堂が業績絶好調 創業家の資産運用会社がM&Aに参戦へ
新型コロナ禍の巣ごもり需要を背景に、大人気の「ニンテンドースイッチ」や、ゲームソフト「あつまれどうぶつの森」。リリースする任天堂の業績は絶好調だ。「2021年3月期の純利益は過去最高の3000億円を…
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揺れる東芝、守る経産省…臨時株主総会を巡る攻防の行方は
東芝が揺れている。筆頭株主の投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントと、米運用会社ファラロン・キャピタル系のチヌーク・ホールディングスの2社が臨時株主総会の開催を請求しているためだ。 …
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市場が注目するDX35銘柄 銀行では「りそなHD」のみの理由
「銀行では唯一、うちがDX(デジタルトランスフォーメーション)35銘柄に選ばれているんですよ」 こう語るのは、りそなホールディングス(HD)の幹部だ。3メガバンクを凌駕する、りそなのDX戦略と…
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「政投銀」の完全民営化は永遠に無理か…潰すに潰せない
日産自動車や三菱自動車への危機対応融資、上場が延期されているキオクシア(旧東芝メモリ)への投融資、全日本空輸(ANA)への劣後ローン供与など、潰すに潰せない大企業の救済スポンサーとなっている金融機関…
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日銀金利上乗せ対象へ 農協・信組さらなる再編の起爆剤か
日銀が導入する地域金融機関向けの金利上乗せ措置が、農協や信用組合にも適用される見通しとなった。金融機関が日銀に持つ当座預金に地域金融機関に限り特別に年0・1%の金利を付けるという救済措置で、金利収益…
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創業150年最強の企業集団「三菱グループ」収益急減で陰り
「ちょうどこの大転換期のなかで、いろんなところからまた新しい芽が出て、新しい三菱グループが出来上がっていくのではないかと信じております」 三菱グループが11月24日に開催した創業150年を記念…
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エフオーアイの最高裁判決 金融界は固唾をのんで見守る
いま金融界が固唾をのんで見守っている裁判がある。破産した半導体製造装置メーカー「エフオーアイ」の粉飾決算と東証上場・廃止を巡る裁判だ。12月22日に最高裁で判決が言い渡される予定で、「エフオーアイの…
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菅政権の「資金交付制度」は愚策 大手銀行らの反発は必至
政府は地域金融機関の再編を促すため、2021年夏にも地銀や信金が合併・経営統合に踏み切った場合、国がシステム統合などの再編費用の一部に補助金を出す「資金交付制度」を創設する方向で検討に入った。 …
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キオクシア上場延期 大株主ベインキャピタルはどう出る?
今年最大のIPO銘柄になると期待されていたキオクシアの年内上場が消えた。当初、10月に上場する予定であったが、米中の貿易摩擦の影響を考慮していったん年内へと延期された。しかし、主要顧客であるファーウ…
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中国経済好調でカジノ復活 日本のIR誘致で再び熱を帯びる
世界最大のIR(カジノを含む統合型リゾート)運営会社、米ラスベガス・サンズの業績が急回復している。サンズは新型コロナウイルス感染拡大を受け、米国とシンガポールのIRを閉鎖。赤字に転落している。残るマ…