本職「映画監督」 今は舞台に夢中
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<最終回>僕の役者論にズバリ当てはまるのが三上博史さん
これまで映画を撮り、舞台の演出を手がけてきて、改めて思うのは、「熱演に勝る名演はなし」という言葉は本当だなということです。 熱演といっても汗だくで演技したり、でかい声でセリフを言えばいいとい…
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<第4回>声に惚れて山崎努さんに出演依頼も「セリフは言いたくない」と
役者さんの発する声についてこの欄で話してきましたが、単純に発声ということだけで考えると昔の俳優さんは発声の質が、今の役者さんとは違うことがわかります。 もちろん、テレビ全盛で音響設備もまった…
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<3>高橋洋さんは演劇に関する僕の「師匠的存在」
役者さんが発する「声」の表現こそが舞台の魅力の肝であると僕は思うのですが、それを確信させてくれた俳優さんがいます。それが髙橋洋さんで、現在、東京芸術劇場で上演中の僕の演出作品「フェードル」にも出演し…
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<2>板東三津五郎さんとのお話で自分の演劇論に自信が持てた
演劇には興味がなく映画ばかりだった僕が、妻のとよた真帆の影響で演劇に目覚めて、初めて演出を手がけたのが11年に天王洲・銀河劇場で上演された「グレンギャリー・グレン・ロス」でした。この舞台に出演してく…
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<1>芝居の期間は朝から晩まで、妻のとよた真帆と話し合い…
現在、東京芸術劇場で、僕が演出している舞台「フェードル」が上演されています。もともと映画を撮っていた僕ですが、この舞台に主演する、とよた真帆(顔写真)と結婚したのをきっかけに舞台にも興味を持つことに…