ビジネスに使えるスターたちの処世術
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渡瀬恒彦さんと山城新伍さん 子どもじみた“口げんか”の思い出
先日、コメディアンで俳優の大御所、大村崑(85)にお目にかかった。 僕が宿泊していた大阪のホテルのエレベーター前で大きな声がした。 「オーイ、ちょっと、あんたぁ」 何事かと振り…
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新人の頃の初々しさが消えてないかを見る人は見ている
今や大人気の広瀬すずが先日、高校を卒業した。卒業式には10分しかいられなかったほどの売れっ子で、これまでに映画8本、ドラマ8作に出演、現在CMは17本だという。卒業後は女優に専念するというのだから、…
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酸素ボンベ姿さえも笑いに…桂歌丸の根っからの職人芸
年末年始に肺炎のためにかなりの期間入院していた桂歌丸(80)が、先日、桂文枝芸能生活50周年の高座にゲスト出演した。 酸素吸入器をつけた姿で、客にも鼻につけているチューブと酸素ボンベがわかる…
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ざっくばらだった淡路恵子と役柄になりきった萬屋錦之介
先日、久々に俳優の島英津夫(56)に会った。 母親の女優、淡路恵子さんが亡くなった時以来だから、もう、3年ぶりとなる。 食事をしながら、淡路さんの話や義父の故・萬屋錦之介さんの話とな…
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常にノーパン貫いた最年長グラドル ほしのあきの深謀遠慮
女優、清水富美加の出家騒動は業界に大きな波紋を広げているが、彼女が緊急出版した告白本の中で、水着やブルマー姿になるのがイヤで「おかずですよね」と表現したり、ファンとの握手会で「ぬるぬるしてるおじさん…
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会社が倒産 絶体絶命の窮地にも千昌夫の頭は冷静だった
歌手・千昌夫(69)はバブル期に大成功を収め、芸能活動を休止して世界を飛び回っていた。 土地を担保に融資を受けて新たな土地や建物を購入し、それを担保に……を繰り返す、まさに“バブル”そのもの…
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「会ってしまえばこっちのもんだ」と語った千昌夫の凄さ
NHKの歌番組などで時折、千昌夫(69)が歌っている姿を見かける。 「あー、千さん、がんばっているなあ」と、うれしくなる。 その昔、千とマスコミの追いかけっこが激しい時期があった。 …
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翌日仕事の人を宴席の場からそっと帰した高田延彦の姿
元プロレスラー、総合格闘家の高田延彦(54)を時折、見かけることがある。 彼は東京・武蔵小山でレスリングの高田道場を開いていて、その道場に通う子供たちと、定期的に、あるいは東日本大震災や熊本…
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マネジャーに諭されて素直にうなずいた松方弘樹の律義さ
この連載では、故・松方弘樹さん(享年74)について、2回書かせていただいた。 今年に入って、松方さんの関係者から「覚悟したほうがいい」という連絡を受けてはいたが、亡くなったというニュースに触…
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笑いが起きそうな質問を自ら仕向ける 塚地武雅の対応力
お笑いコンビ、ドランクドラゴンの塚地武雅(45)は芸人としてはもちろん一級品だが、得がたい個性派俳優としても大活躍している。2006年に公開された映画「間宮兄弟」の演技で、数多くの映画祭の“新人俳優…
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僕だけが知る 立川談志が復帰高座で「黄金餅」演じたワケ
正月の休みにテレビをつけっぱなしにしていたら、亡くなった立川談志さん(2011年=75歳没)の落語をやっていた。久々にあの高座を見て、うれしくなった。それにはワケがある。 随分前に食道がんの…
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取材嫌いの明石家さんまが応じてくれた「思い出の5分間」
間違いなくトップスターと言える明石家さんま(61)だが、およそ記者会見や囲み取材に応じる姿を見たことがない。 みなさんの記憶にあるところで言えば、大竹しのぶと離婚した時の記者会見だろう。額の…
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宮根誠司の人柄が見えた シースルー回転寿司での気配り
毎日のようにテレビで顔を見る宮根誠司(53)は、間違いなく日本を代表する司会者、キャスターと言える。 一番わかりやすい話をすれば、彼が年に一度、夏休みを取ってレギュラー番組を休むと、僕も出演…
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傲慢キャラでも愛される 西川史子の“配慮”に満ちた態度
くりぃむしちゅーの有田哲平(45)が一般女性との結婚を発表した。 合コンで知り合ったと白状したので、「合コン婚」なる言葉ができた。結婚できないキャラで売っていた有田だが、その一方で、芸能マス…
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ヨボヨボの老人を装っていた森繁久弥さんの深謀遠慮
森繁久弥さん(2009年に96歳で永眠)といえば、言わずと知れた昭和の大物スターだ。 今から30年ほど前に僕が駆け出しの記者として取材の仕事を始めたころでも、すでに“雲の上”というくらいの存…
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自分の死亡情報を笑いネタに ケーシー高峰は“天性の芸人”
前2回にわたり、ビートたけしについて伝えたが、そのたけしが見たい芸人を集める特番で、複数回呼んでいるのがケーシー高峰(82)だ。 ケーシーはステージでも楽屋でも、いつもあの調子で爆笑を誘って…
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先人の成功に学ぶビートたけし「欽ちゃんのマネしようと」
前回に続いて、ビートたけし(69)の話。北野武監督ではなく、まだ、たけしと言われていた時代だ。 僕がスポーツ紙の芸能記者として文化部の芸能を担当していた駆け出しのころ、たけしは相方のきよしと…
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「ウッ」と言葉に詰まり…ビートたけし“不倫会見”の裏側
ビートたけし、北野武監督、もちろん両方面で超大物である。1997年、映画監督としてベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞して帰国した際は、最高賞のトロフィーを披露しようとして、映画祭の会場で売っている小…
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現場スタッフに「関わりたくない」と言われた水嶋ヒロ
今回は、はっきり言って“反面教師”にしてもらいたいという話だ。 水嶋ヒロ(32)、俳優としてかなり良いポジションにのぼっていた。シンガー・ソングライターの絢香と結婚、小説家デビュー、そして俳…
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ファンに向かい「呼び捨てに」 林家三平の“サービス精神”
落語家、林家三平(45)にとって、今年は当たり年ってことになるだろう。なにせ、高視聴率で長寿番組の「笑点」レギュラーメンバーになったのだ。ハナシ家としての将来は安泰とまでいわれているし、夫人と手をと…