ゴミ食品 不正転売のカラクリ
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<最終回>行政と業者のイタチゴッコ 立ち入り検査の効果はゼロ
廃棄カツを横流ししていた産廃処理業のダイコーは、2008年に食品リサイクル法の優良認定(登録再生利用事業者)を環境省と農水省から受けていた。 もっとも同社は認定直前に、無許可で堆肥を製造した…
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<第4回>異物混入が気付かれにくい「練り物」の落とし穴
正真正銘、ココイチが冷凍カツの廃棄を決めたのは、最大8ミリのプラスチック片が混じった恐れがあったからだ。横流しされたカツを食べ、鋭利なプラスチック片をのみ込んでいたとしたら、口内が切れるだけでは済ま…
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<第3回>卵は2、3カ月前のものが弁当屋へ
産廃業者ダイコーから冷凍カツを仕入れたみのりフーズの倉庫からは、他にも108の横流し食品が見つかった。オハヨー乳業の「塩分チャージアイスバー レモン味」や生協が販売元の「びんちょうまぐろスライス」、…
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<第2回>バラバラにされ惣菜や弁当に化ければ分からない
産廃処理業ダイコーから、冷凍カツを仕入れていた食品関連会社みのりフーズは、3年ほど前から横流しに手を染めていた。廃棄食品の転売は初めてではなかったのだ。 「今回はたまたまスーパーが、袋詰めされ…
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<第1回>伝票残さず電話1本で取引成立
「カレーハウスCoCo壱番屋」の冷凍カツが廃棄されずに横流しされていた事件は、日本の食の安全が崩壊している現状を浮かび上がらせた。 産廃業者ダイコー(愛知県稲沢市)からカツを購入していた食品関…