プロ野球スカウトの“逆襲”
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メジャー志向の大学生右腕に監督「オレの立場が」と激怒
わたしがターゲットにする日本のアマチュア選手は主に大学生だ。 実力があって、なおかつ本人のメジャー志向が強ければ、クビに縄を付けてでも米国に連れて帰る。 しかし、この2つの条件をクリ…
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1円でも多くの契約金が欲しい 平気でウソつく選手と監督
20日にプロ入り表明した甲子園の優勝投手・今井達也(作新学院)の実力は抜けている。アマ選手の力を数値化している球団のほとんどが「高校生ナンバーワン投手」と評価しているだろう。 問題なのは肩肘…
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今井が試合前に100球も 米国人スカウト日本ベンチに激怒
去る4日、台中で行われたU―18、日本対台湾の決勝戦の試合前だった。 午後5時前から先発予定の今井(作新学院)がブルペンで投球練習を始めた。納得がいかないのか、しきりにクビをひねっている。い…
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夏の甲子園で遊撃手をひとりふるい落としたワケ
今井(作新学院)や寺島(履正社)がドラフト上位候補なのは、だれが見たって分かるさ。甲子園で150キロ前後のストレートを投げ、それなりに結果を出した。どの球団も高く評価したに決まっている。 球…
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打撃は秀逸も…早実・清宮幸太郎には目もくれない根拠
先日、日本の情報提供者からメールがきた。 日本でいま、最も注目を浴びている高校生は清宮幸太郎という2年生であること、彼の所属する早実が甲子園大会の地区予選で負けたことなどが書かれていて、彼が…
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気持ちの弱い選手に見切りをつけろ
夏の甲子園に向けた地区予選が始まる直前だった。 オレは関東のある高校生投手を、改めてチェックすることになった。能力を示す数値がやたら高いらしい。いつもムスッとした表情のエラいさんが、これだけ…
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実力示す数値は低くても 大学生を育成目的で下位指名する
つい先日、用事があってファームに足を運んだら、オレが担当した選手が室内練習場でトレーニングをしてた。 大卒2年目の投手。下位で取ったとはいえ、大学出だし、二軍ならそろそろ頭角を現してもいいこ…
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清原和博と中村紀のリポートには“性格に問題アリ”と記した
いまはスカウト受難の時代だと、以前、このコラムで書いた。 メジャーは選手の能力を数値化するセイバーメトリクス全盛。若いGMのいるチームほど、パソコンによってはじき出された数字を重要視する。例…
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外角へボール1個分の出し入れができなければプロでは通用しない
最近、球団の上の方がうるさくてさ。ドラフト1位候補といわれる社会人や大学生投手の実力が本物かどうか見極めてこいって、暇さえあれば尻を叩かれるんだ。 二軍相手とはいえ、プロから7者連続奪三振の…
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狙った遊撃手を“隠す”には二塁が格好のポジション
春のセンバツ高校野球を見ていたときのこと。 試合前のシートノックで、目に留まったのはある学校の二塁手さ。捕球姿勢、足の運び、守備範囲は文句なし。なにより驚いたのは肩の強さ。外野との連係プレー…