刑事ドラマを100倍楽しく見る方法
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<第10回>捜査員も羨ましがる小栗旬「BORDER」の特殊能力
刑事ドラマは近年、どんどんリアリティーを追求する方向に進んできましたが、それでもドラマはエンターテインメント性を求めて、わざと現実ではあり得ない設定を物語にすることもあります。 例えば「踊る…
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<第9回>本部エリートが所轄の刑事を見下すシーンは本当?
刑事ドラマでは、所轄を舞台に活躍する登場人物たちが、本部の刑事に見下される場面がよく描かれます。事件現場に駆けつけた所轄の刑事たちが、本部のエリートに「ここは俺たちが仕切る」と言われて腹を立てるシー…
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<第8回>張り込み時の牛乳、アンパン、トイレ、たばこの真実
刑事ドラマの張り込みといえば、アンパンと牛乳が定番のようですが、実際は少し違います。最近でも「刑事吉永誠一 涙の事件簿」で、吉永(船越英一郎)と部下(小泉孝太郎)がアンパンを食べながら張り込みをして…
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<第7回>捜査会議にホワイトボード使うのはドラマだけの話
刑事ドラマでは、事件が起こると被害者の顔写真や事件現場の写真がホワイトボードに貼り付けられ、捜査班ががん首をそろえて捜査の進捗状況や今後の方針を検討し合っています。事件名、発生日時、発生場所、被害者…
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<第6回>「取り調べといえばカツ丼」もはや都市伝説か?
刑事ドラマにつきものの取り調べ。最近は、かなりリアルに表現しているドラマも増えてきましたが、まだ現実の取り調べとは違うところがあります。何よりも取調室。室内には机が1つと椅子が2つ。取調室の奥に被疑…
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<第5回>実際にある刑事と鑑識係の個人的な「信頼関係」
「相棒」のシーズン14で、長く杉下右京警部(水谷豊)を支えていた鑑識係の米沢守(六角精児=写真)が、警察学校の教官に就任することとなりました。これまで、まるで右京さん専門の鑑識係かのように、米沢さんは…
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<第4回>尾行時に相手にまかれないことより大事なことは
25日発売の拙著「ニッポンの刑事たち」(講談社)でも紹介していますが、尾行は刑事の重要な捜査手法のひとつです。ドラマでも容疑者を尾行するシーンがあります。よくあるパターンとしては、捜査本部に電話がか…
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<第3回>「相棒」のようにいかないリアル刑事の地味な仕事
私がこの欄でドラマに登場する刑事と実際の刑事の違いについてお話ししてきた理由は、刑事の仕事がどういうものか知ってもらいたいと思っているからです。 なぜそう思うかというと、今、子供がなりたい職…
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<第2回>運転席と助手席に並んでの張り込みはありえない
刑事ドラマでは、事件解決以外に登場人物のキャラクターを描かなくてはなりません。そんな時に使われるのが張り込みのシーンです。主人公と相方が運転席と助手席に並んで座って犯人を見張りながら、自分の過去を告…
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<第1回>「臨場」内野聖陽さんこそ「実際とは、違うなぁ」
刑事ドラマは相変わらず人気があり、たくさんの刑事ドラマが放送されています。昔と違って銃撃戦やアクションシーンが見せ場の刑事ドラマは減り、人気があるのはリアリティーあふれる刑事ものが高い視聴率を獲得し…