ゴルファー羽川豊の「プロの目」
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苦境を乗り越えたバッバ・ワトソンはさらに強くなる
マスターズ2勝を含む米ツアー9勝のバッバ・ワトソンが2シーズンぶりにジェネシス・オープンで涙の優勝を遂げました。 2015年には世界ランク2位につける最強レフティーでしたが、長く成績低迷が続…
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宮里も小平も初戦敗退 6Hの短期決戦は1打のミスが致命傷
先週行われた欧州、アジア、豪の3ツアー共催「ISPSハンダ・ワールドスーパー6」は今年で2年目になり、ストロークプレーとマッチプレーを組み合わせたユニークな大会です。 予選2日間は通常大会と…
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マスターズ間に合わなくてもいい 松山は治療に専念すべき
松山英樹が左手親指付け根の痛みのため、3連覇がかかったウェイストマネジメント・フェニックスオープンを2日目のスタート前に棄権しました。米ツアーで日本人選手の新たな記録樹立か、と期待が大きかっただけに…
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タイガー・ウッズの復帰で米ツアーは面白くなる
かつて世界ランク首位に立ったジェイソン・デイが米ツアー「ファーマーズ・インシュランス」で2年ぶりに優勝したり、欧州ツアー「オメガ・ドバイ・デザートクラシック」ではローリー・マキロイが2位と、ビッグネ…
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世界ランク上位プロが早々と快調に飛ばしている
世界ランク(WR)上位のプロが1月から快調に飛ばしています。ハワイで行われた今年の米ツアー初戦は、WR1位のD・ジョンソンが早々と1勝を挙げて好スタートを切りました。 先週はWR3位のJ・ラ…
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宮里優作と小平智はアジア2試合での戦いが復調へのカギ
1カ月前に日本ツアーで激しい賞金レースを繰り広げた宮里優作と小平智の2人が、2018年初戦の米ツアー「ソニーオープン」でそろって予選落ちでした。 初めて賞金王になった宮里は出場権を得た4月の…
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2018年好発進 松山英樹はメジャータイトルに近づいている
メジャータイトル取りに挑む松山英樹の2018年は、前年のツアー優勝者だけが出場するセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(米ハワイ州・パー73)から始動しました。 ハワイ名物の強い風…
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悲願のマスターズVへ 松山英樹の2018年の課題は「我慢」
日本ツアーは来春までオフですが、米ツアーの2018年は来週の米ハワイ州で行われる「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(1月4日開幕)から始まります。 試合は17年にツアー優勝し…
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マスターズを目指せばやるべきことは明確になる
マスターズ出場資格のひとつ、年内の世界ランキング(WR)50位以内入りを目指して宮里優作が奮闘しました。日本ツアー最終戦に勝ち、初の賞金王に立つなど力は十分にあります。先週はアジアンツアー最終戦のイ…
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来季シニアは盛況 男子ツアーを盛り上げるプランならある
11日、日本プロゴルフ協会(PGA)競技管理委員会から現役シニア選手の声を聞かせて欲しいと呼ばれ、水巻善典と2人で意見交換会に出席しました。 来季シニアツアーは微増の19試合か、今季と同じ1…
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タイガー・ウッズの本格復帰で世界のゴルフが変わる
タイガー・ウッズの本格カムバックが近づいています。 10カ月ぶりに競技復帰したヒーロー・ワールドチャレンジの最終日は、7番パー4(336ヤード)でワンオンに成功してイーグルを決めるなど、全盛…
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遼の2日連続66は米下部ツアーに向けて大きな収穫だった
男子ツアーは最終戦を残すだけで、シニアも女子も今季ツアーの全日程が終了しました。 長いシーズンが終わり、来季の出場権を手にしたプロはホッとしているだろうし、まだ最終予選会があって出場権が確定…
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ケプカに10打差の完敗…松山英樹が今やるべきこと
先週のシニア大会(ISPSハンダカップ・フィランスロピー)は、1アンダー19位タイ発進の最終日にベストスコア64をマークして今季2度目の2位フィニッシュ。10番からの5連続を含む9バーディー、1ボギ…
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海外挑戦を意識してから小平智のゴルフが変わった
小平智が三井住友VISA太平洋マスターズで今季2勝目を挙げて、賞金レースでも首位に立ちました。 最終日のゴルフはただ勝ちを目指したものではなく、海外挑戦を視野に「攻める気持ちしかなかった」と…
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平均スコア76.639…悪条件でもプロはスコアをつくらねば
沖縄で開催された先週のHEIWA・PGM選手権は、大会3日目に最大瞬間風速17メートルという強風が吹き、パー71設定に対して平均スコアが76・639。厳しいコンディションに5オーバー以上が大半とスコ…
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松山英樹は歯車が狂ってゴルフのリズムを壊している
松山英樹のゴルフがちょっとチグハグになっており、気になります。 前年覇者で優勝候補筆頭に挙げられたWGC―HSBCチャンピオンズは通算4オーバー50位と期待外れでした。それも4日間に一度もア…
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松山英樹は大会連覇からメジャーへ勢いづくことができるか
トッププロは息つく暇もなく世界中を飛び回って活躍しています。 昨季(2016―17年)の全米プロでメジャー初優勝、年間王者に立ったジャスティン・トーマスが韓国開催の今季米ツアー3戦目「CJカ…
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畑岡奈紗が一石を投じた「日本を引っ張る」の真意
18歳の畑岡奈紗が日本女子オープンを連覇しました。ゴルファー日本一を決める試合であり、プロ、アマ問わず誰もが優勝を狙っており、一度は手にしたいタイトルです。 しかしピン位置やコース設定はタフ…
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若いプロが活躍すればツアーは必然と盛り上がる
米ツアー・ポイントランク上位30選手が出場して行われたプレーオフ最終戦「ツアー選手権」は、ルーキーの23歳、ザンダー・ショーフリが制し、今季2勝目を挙げました。そして年間王者には5勝のジャスティン・…
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池田勇太が今から取り組まないと間に合わない来季への課題
本格的な秋のゴルフシーズン到来とともに、プロ大会も国内外で話題がてんこ盛りです。 米ツアーは松山英樹がプレーオフを戦い、石川遼は来季出場権獲得を目指して下部ツアーとの入れ替え戦に出ています。…