2018年好発進 松山英樹はメジャータイトルに近づいている
メジャータイトル取りに挑む松山英樹の2018年は、前年のツアー優勝者だけが出場するセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(米ハワイ州・パー73)から始動しました。
ハワイ名物の強い風が吹き、初日、2日目とも70。3日目は72とスコアを伸ばせずに、最終日は7アンダー12位タイからの発進です。
この日は4日間ベストの66をマークし、ボギーなしの1イーグル、5バーディー。それもサンデーバック9に32と、それまでの鬱憤を晴らすようにコースを攻めてスコアを伸ばし、4位フィニッシュ。1戦目からいい仕上がりを見せました。
ホールアウト後に、「終盤はスコアを伸ばせてよかった。アイアンは思い通りに打てたが、中盤はミスパットもあり、いいストロークをしても入らなかったことがあった。今週は思ったよりもできた」(松山)と振り返っています。
初日から、グリーン上でもったいない取りこぼしがいくつもありました。
会場のプランテーションコースのグリーンは、目のきついバミューダ芝です。ピン横につけたら傾斜と芝目で曲がりは尋常ではありません。ストレートの順目ラインにつけるしかないのですが、強風もあって、チャンスにつけるのは簡単ではありません。その修正を重ねながら4日目になって、風の対応ができるようになったわけです。アプローチミスもありましたが、これからのポイントはミスしてもリズムを崩さないためにパーセーブを続けることです。