暴走するトランプ政治の読み方
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コミー前長官公聴会 すでに「弾劾条項」の作成準備入り
ドナルド・トランプ大統領は本当に弾劾されるのか――。過去1カ月ほど、米メディアは連日のように「弾劾」という言葉を使っている。「トランプ嫌い」という感情的な理由からではなく、「罪を犯した」大統領を辞め…
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影が薄いバノンは健在 パリ協定離脱とNATO演説でも影響力
スティーブン・バノン。「陰の大統領」と呼ばれた男の影が薄い。 少なくとも最近は目立った動きを見せていない。トランプ政権発足直後の2月2日、米タイム誌は「最強の操縦者」と呼んで、バノンの影響力…
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駐日大使いまだ承認されず 人事は来年にずれ込む可能性
トランプ政権の人事が遅々として進んでいない。駐日大使も、いまだに東京・赤坂の米大使館には赴任していない。異例の事態が起きていることを、日本の主要メディアはほとんど報じていない。 米国では政権…
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盗聴騒ぎ物議 オバマ前大統領はやっぱり命令していたのか
「(オバマ前政権の)司法長官がトランプタワーの盗聴を命令したはずです。司法省がやったのです。トランプの言っていることが正しいと思います」 ブッシュ(子)政権で司法長官だったマイケル・ミュケイジ…
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トランプの“インフラ投資”と“オバマケア撤廃”は難航必至
「アメリカのスピリットを蘇らせる」――。 日本時間1日に行われたドナルド・トランプの議会演説の前日に、ホワイトハウスから演説テーマが伝わってきた。それが冒頭のフレーズだ。 「アメリカのス…
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続く独善的解任劇…二人三脚で安保問題から軍人追い出し
「ユー・アー・ファイアード(おまえはクビだ!)」 ドナルド・トランプのお決まりのセリフが17日(日本時間18日)、また炸裂した。 今度の「被害者」はホワイトハウスの国家安全保障会議(N…
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最高裁不利で早くもブレーキの新政権 帝国瓦解は意外に早い
大統領に就任後、最初の挫折と言って差し支えない。このつまずきがトランプ政権の瓦解の始まりかもしれない。 ドナルド・トランプが1月27日に署名した、イスラム圏7カ国の出身者に対する入国禁止の大…
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ホワイトハウスで内紛勃発 バノンがクシュナーをパージ
ジャレッド・クシュナーがいま、蚊帳の外に置かれている――。 言わずと知れたドナルド・トランプの娘婿で上級顧問のクシュナー。ハーバード大卒の秀才がいま、トランプの側近たちから距離を置かれている…
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手段を選ばない“オレ流”と“お任せ”の使い分け
米国大統領ドナルド・トランプ(70)は就任1週間で、隣国メキシコに喧嘩をしかけた。一歩も譲る気配はない。 しかしトランプの得意分野でないところでは、妥協する姿勢も見せている。そこに「オレ流」…