笑福亭鶴光 東京の笑い・大阪の笑い
-
学校で「聞くな」といわれた伝説のオールナイトニッポン
前座を4年やって噺覚えて、太鼓覚えた後、ボクもテレビ、ラジオに出るようになりました。関西の深夜ラジオ番組「MBSヤングタウン」のオーディションを受けてパーソナリティーになったのを手始めに、昭和49年…
-
弟子は6人 ウケん時に悔しそうにしているのが伸びる
前座時代の話をも少し。高校を卒業して、19歳で6代目笑福亭松鶴師匠に弟子入りした時は自宅から通いでしたけど、よぅ師匠の家に泊めてもらってました。 いっぺん、「明日、用事があるから、朝6時に来…
-
松鶴師匠は“奥さん公認”のカノジョもいる自由人やった
ウチの松鶴師匠はほんま、自由人過ぎた。ギャンブルは好き、酒は飲むわ、嫁はんかて5人かえてますから。最後の奥さんは元芸者さんで惚れ抜いて結婚したんですけど、65、66歳ごろ、喫茶店に勤めてる26歳ぐら…
-
藤本義一の小説「鬼の詩」のモデルともいわれる松鶴師匠
ヤキモチ焼きだった! “キンタマの裏にピップエレキバン”っていう松鶴師匠の健康法を、あるテレビのプロデューサーがおもろいと思たんか、「悩みの相談室」というテレビのレギュラーに起用したことがあ…
-
山田洋次監督がイスからずり落ちた松鶴師匠のわがまま
松鶴師匠の人気が出たドラマ「どてらい男」は舞台化されて、そのおかげで師匠はお芝居の舞台にも結構出るようになった。ある時、「あかんたれ」という東海テレビ制作の人気ドラマの舞台に“糸茂”という、ドラマで…
-
「仁鶴はドラマなんか出やがって」と言った松鶴師匠に…
40歳で東京で本格的に落語を始めた時、三つ目ぐらいからやりました。19歳で弟子入りしたからすでに21年やってましたけどね。やっぱ、いきなり大阪の噺家が東京で大きな顔してやり始めたら当然、東京の噺家は…
-
ゲス不倫騒動に思う 噺家はホレるんじゃなくてホレささな
去年、話題の“ゲス不倫”騒動の中に、桂文枝さんとか三遊亭円楽さんが入ってましたな。カネはもってる、オンナにモテる、じゃ、みんなの嫉妬を買うのはしゃあないな。まあ、噺家は色気が必要な商売やから、女にモ…
-
病気になっても長いネタや新ネタやる歌丸師匠は神ってる
最近、お笑いタレントやってて突然、落語を始めるモンがいるでしょ。タレントは年食えば食うほど、先が見えてくんねん。年いってから食うには落語やってたら得やなって気づくんやろうね。桂米丸師匠なんて今も92…
-
前座の頃から一緒 8日間家出するというざこば兄さんに…
仁鶴師匠が兄弟子、鶴瓶は弟弟子、明石家さんまはいとこ弟子ですけど、みんな年が離れてるし、さんまはとくに事務所も違いますから接点ないんです。前座の頃から一緒に過ごしたといえば、桂ざこば兄さんですね。年…
-
談志師匠を「頭のキレる人や」て言うた噺家がいましたな
今年、初舞台踏んでから50周年。上方落語協会と、東京の落語芸術協会に所属して、両方でやらせてもらってます。今は東京が拠点。40歳の時、大阪から拠点を移し、落語を本格的にやり始めました。今はおかげさん…