余命4カ月と言われた私が今も生きているワケ
-
「がん告知されたら仕方ない。堂々と泣いてみるのもいい」
すでに遺言状を書いて家族に渡してある。周囲には、自分がその辺で倒れても、救急車を呼ぶなと伝えてある。 死ぬなら肝臓がんがいいだろう。2009年に肝硬変になっているのだから、肝臓がんなら納得も…
-
遺言状を書いたが、これが惚れ惚れとする名文に仕上がった
昨年の夏ごろに血糖値が異常に高くなることがあった。普段は、朝起きた時点で110㎎/デシリットル程度。血糖値は食事を取ると上がるとはいえ、それでも200~210くらいだ。 ところが、昨夏は夜中…
-
ミニ・ゴジラを冷凍させる瞑想をやっている
胃がんを通告されたのは、2013年4月の65歳の時だ。医者に言われるまま、食道がんの手術をした半年ほど後のことだった。 その時、私は妻とグアム島に行っていた。妻の携帯電話に病院から「至急、日…
-
もう二度とベルトコンベヤーのような手術はしたくない
酒を控えるようになると暇になった。 飲んでいた頃は正気な時だけが使える時間だったが、飲まないと、「こんなに時間があったのか」と思うほどすべてが自分の時間となった。空漠としていた時間はすべて自…
-
酒を飲まなくなったら暇になり小説をすぐに書き上げた
「あなたの場合は度が過ぎている。今の生活を続けていたら4カ月で死ぬし、それでも酒を飲んだら40日で死ぬ」 肝硬変と診断された8年前の2月、肝臓病の大家というその医師は、私にこう告げた。その言い…
-
手術中は痛みで暴れ回り職員に取り押さえられていた
車を運転中、低血糖で呼吸困難に陥り、目の前が真っ暗になったことがあった。明らかに糖尿病の薬の副作用に思えた。 患者にも百様があって、それぞれの体質や体調によって一律では対応しきれない。しかし…
-
予防より病気は悪くなってからジタバタするのが正しい
糖尿病になる前に検査入院でお世話になった東京専売病院(現・国際医療福祉大学三田病院)はたばこが吸えた。今なら考えられないが、おおらかな時代だった。先生は「病院食はマズいから」と自ら言い、私に外食の許…
-
病気を治癒させるにはまず相性のいい医師と巡り合うこと
医者と患者には相性がある。相性のいい先生と巡り合えなければ、病気は治らない。 糖尿病の私は、59歳だった07年からインスリンを打っている。それ以前から血糖値の数値が悪くなると、定期的に入院し…
-
借金ストレスで酒量が増えγーGTPの数値は「4027」に上昇
1995年、47歳の時に糖尿病になり、59歳からはインスリンの世話になっている。その後、アルコール性肝炎になるのだが、γ―GTPの数値が「4027」(正常値は100まで)を記録した時は家庭医もさすが…
-
英国ゴルフ協会理事に“ニギリ”を持ちかけ聖地でプレー
旅というのは、運が必要だ。私は何かにつけて実にいい加減で、まったく用意周到ではない。とにかく、行けばいいさと思っているのだが、そういう楽天的な考えをしていた方が運はよくなる。 4年前に余命半…
-
胃の手術後にゴルフを始めたらわずか1年でシングルに
34歳のとき、十二指腸潰瘍で胃の4分の3を切った。1982年のことだ。退院してからはゴルフを始めた。 それまで草野球をやっていたが、どうしたわけか走れなくなった。塁間を遠く感じ、盗塁ができな…
-
胃の4分の3を切った後の高熱は明らかに医療ミスだった
「切りましょう。スッキリしますから」 34歳のときに十二指腸潰瘍を患った私は、医師にこう告げられ、胃の4分の3を切除する手術を行った。取材中に水あめのようなヨダレが出たり、下痢や便秘を交互に繰…
-
医者から食道がん宣告も手術拒否 「心に響かなかった」
「あなたの場合は度が過ぎている。今のままなら4カ月、酒を飲んだら40日で死ぬ」 61歳のとき、肝硬変で余命4カ月と医師に告げられた。その時、私が何を思ったかというと、もう酒を飲めないということ…