著者のコラム一覧
高橋三千綱

1948年1月5日、大阪府豊中市生まれ。サンフランシスコ州立大学英語学科、早稲田大学英文科中退。元東京スポーツ記者。74年、「退屈しのぎ」で群像新人文学賞、78年、「九月の空」で芥川賞受賞。近著に「さすらいの皇帝ペンギン」「ありがとう肝硬変、よろしく糖尿病」「がんを忘れたら、『余命』が延びました!」がある。

予防より病気は悪くなってからジタバタするのが正しい

公開日: 更新日:

 糖尿病になる前に検査入院でお世話になった東京専売病院(現・国際医療福祉大学三田病院)はたばこが吸えた。今なら考えられないが、おおらかな時代だった。先生は「病院食はマズいから」と自ら言い、私に外食の許可まで与えたものだ。

 その先生と付き合っていた頃は血糖値は安定していたが、先生は他の病院に移られてしまった。後任の主治医とはウマが合わなかった。毎回、数値ばかりを言う人で、「嫌な人だな」と内心思っていた。

 そうこうするうちに重度の糖尿病になってしまった。そこで次は千葉県鴨川市の亀田総合病院に入院してみた。リハビリ中心の病院だが、最初からいい印象を持った。何しろ、夕食にビールが出るのだ。普通、検査の前はいい結果を出そうとして暴飲暴食は控えるものだ。しかし、亀田はそれでは普段通りの結果が出ないということで、夜に酒を注文できるのだ。 

 もちろん、私は糖尿病だから飲むわけにはいかないが、周りには赤ら顔の入院患者がいた。料理自体もちゃんとした献立があって、いわゆる病院食というイメージはみじんもない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭