大学卒業後、ゴルフ雑誌や米国医学雑誌の編集を経て、あまから手帖社に入社。一貫して雑誌畑を歩む。99年にクリエイターズ・ファクトリーを設立。食分野を中心に取材・執筆のほか、食文化の継承や食の流行を作ったりと多方面で活躍。ＪＲ大阪駅構内などの飲食店もプロデュース。駅ナカビジネスの仕掛け人とも呼ばれる。現在は大阪樟蔭女子大で講師も務め、関西食文化研究会座長でもある。
関西の“失敗しない”食事処
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Copain de Fromage（紀の川）和歌山らしい個性的なチーズ
食事処のコーナーで紹介するが、ここは飲食する所ではなく、チーズ専門のショップである。かつてはカウンター部分でチーズを出していたこともあったが、今は試食のみになっている。ではなぜその手の店を取り挙げる…
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旨い魚と旬の肴 三福（三田）魚の食べ時を熟知した調理法
ＪＲ三田駅前にある「三福」は、この地域に働く人たちが集う和食店。個室もあるために接待向けに使う人も多いそう。海に面さない三田にありながら「三福」のテーマは、魚にあるようで、店の副題にも“旨い魚と旬の…
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佛沙羅館ブッサラカン（四条河原町）川床のあるタイ料理店
鴨川沿いにある「佛沙羅館」は、日本初川床のあるタイ料理店として知られている。同店を営む宇野克子さんがタイ料理を始めたのは３０年前。まだタイ料理が珍しかった頃である。芦屋で開いたが、事情もあって自宅の…
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キッシーの鶏からあげ(三宮)自然の甘みが効いた唐揚げ
ＪＲ三ノ宮駅北側にある「キッシーの鶏からあげ」は、小ぶりな店舗ながら存在感を見せている。聞けば唐揚げ専門店で、店内で味わう人と持ち帰りの人が集うために一層賑わいを見せているようだ。 店主・岸…
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玄品 梅田東通（梅田）夏に厚みのあるふぐを味わう醍醐味
俗に、魚には２回旬があるといわれる。漁場で聞くと、大抵は逆の季節もうまいのだとか。そういえば、蟹は冬場のものだが、夏蟹も味がいい。ふぐもしかりである。冬にふぐを食すのは当たり前だが、夏にそれを味わう…
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有馬禅寿司（有馬）押し寿司、箱寿司など“大阪寿司”で勝負
寿司といえば、にぎり。いつのまにか江戸前が主流になったためにそんなイメージが定着してしまった。有馬温泉に今春オープンした「禅寿司」は、そんな風潮に一石を投じた大阪寿司の店。にぎりはあるものの、押し寿…
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Cafe Tokiona（南森町）朝から賑わうノスタルジックカフェ
天満橋にあった人気の「カフェトキオナ」が天神橋１丁目に移転し、装いも新たにオープンした。天神橋商店街のアーケードが終わってすぐの所にお目見えした同店は、ノスタルジックな雰囲気が漂うカフェで、アンティ…
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ALE HOUSE 加美屋(東梅田) クラフトビールと絶品から揚げ
阪急東通りにある「ＡＬＥ ＨＯＵＳＥ 加美屋」は、クラフトビールが売りのパブスタイルの店。船井忠司さんが「よなよなリアルエール」や「東京ブラックリアルエール」の味に惚れてジャパニーズスタイルのパブを…
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SABOR（有馬）の売りは超高級食材・但馬玄のパティにあり
有馬温泉らしく金泉・銀泉をもじったハンバーガーが話題の「サボール」。温泉街の中心に位置し、金の湯の向かいにあるので一風呂浴びた観光客が訪れるのが多いという。同店では、超高級食材・但馬玄を用いてパティ…
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マルホ酒店なんばスカイオ店（難波）クラフトビールが豊富
大阪・九条の老舗酒販店「マルホ酒店」が、繁華街・難波に飲食店を初出店している。南海なんば駅直結・なんばスカイオ５階にあるイタダキマスフードホール内の店がそれで、ここでは５４種にものぼるクラフトビール…
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酒心館さかばやし（御影）7月にタコを食べる歴史的風習
７月はタコを食べるべし！そう言ったところで大半の人はピンと来ないであろう。７月２日ごろは、７２候のうちのひとつ、半夏生にあたる。かつては夏至から数えて１１日目を半夏生とし、この日までに田植えを終える…
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紀州麺処 誉（和歌山）意外性がSNSで大ウケのラーメン屋
外観と内装は割烹風。料理人は白衣で給仕は着物とくれば、誰しも日本料理店と見まがうはず。ところがジャンルはラーメン屋なのだ。 和歌山市内西ノ店にある「誉」は、そんな意外性がウケてＳＮＳで広まっ…
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湯浅醤油 蔵カフェ（湯浅）醤油ソフトクリームに“追い”醤油
日本の醤油発祥の地・湯浅は大阪から車で９０分ほど。休日には蔵出しの醤油を求めて観光客がどっと押し寄せる。観光の目玉となる湯浅醤油は、蔵見学ができるとあって今や国際的。関空に着いてその足で訪れる人も少…
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ヤドカリー（天満橋）新名物は本格辛口シビレまぐろカレー
今、大阪はカレーブームに沸いている。スパイスカレーの店が至る所に出来ており、百貨店でもそれをテーマにした催しを行うくらいだ。天満橋にある「ヤドカリー」は、スパイスカレーブームに火をつけた店の一つ。店…
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日本料理 湯木新店（北新地）ノンアルコールでペアリング
最近ペアリングなる言葉をよく耳にするようになった。食に関して使うのなら酒と料理のマッチングを指し、特にワインはわかりづらいから店側があらかじめ料理に合わせてくれると助かるのだという。 これを…
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WADATSUMI（難波）自慢の海鮮丼10種類と洒落なガリチュー
南海なんば駅直結のビルで新鮮な魚が味わえると評判を呼んでいるのが「ＷＡＤＡＴＳＵＭＩ」である。同店は「大阪中央市場に利州あり」といわれる鮮魚の総合商社・利州が母体で、昨秋オープンしたなんばスカイオ５…
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Fujimoto キッチンスタジオ（天満橋）日1組限定のもてなし
今回紹介するのは常時営業している飲食店ではない。関西で名を馳す料理人のキッチンスタジオなのだが、なぜかコース料理が味わえる。しかもあなたオリジナルで１日たった１組だけのコース料理なのだ。 「Ｆ…
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神戸酒心館 東明蔵（御影）“喫茶コーナー”で生酒の贅沢
陽の高いうちから一杯飲りたい――。これが左党の思いかもしれない。しかし、どうしても罪悪感が生じる。それが一転、人目を気にすることなしに堂々と飲めるのが神戸酒心館内の「東明蔵」喫茶コーナーなのだ。 …
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寿司 常（大阪・天神橋）舟形にこだわるバッテラ発祥の店
バッテラを辞書で調べると、寿司飯の上に締めサバをのせて箱型で押し固めた寿司とある。ただ元来は魚がサバではなく、コノシロだったことや、箱型ではなく、舟形だったことを知る人は少ないだろう。天満天神繁昌亭…
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WAKAYA津屋（和歌山・和歌浦）名物のかまどご飯に灰干しを
ＪＲ和歌山駅から車で１５分ほど走った所に人気の食堂がある。かつて和歌川漁協の建物だったものをリノベーションして２０１５年に開いた「ＷＡＫＡＹＡ津屋」で、レトロな雰囲気が逆に現代にマッチ。若者から年配…
