日大アメフト殺人タックル事件の深層
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<5>東京五輪・パラリンピックに向け勝利至上主義の再考を
アメリカンフットボールは、自らの専門性を発揮できる知的格闘技である。大男同士が激しくぶつかる横を小柄なRB(ランニングバック)が俊足を生かして駆け抜けていく。華麗なパスを繰り出すQB(クオーターバッ…
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<4>捜査機関に委ねれば加害選手は「被疑者」として扱われる
アメリカンフットボールの名門、関学大は甲子園ボウル優勝28回、リーグ戦145連勝という大記録を持つ。栄光の歴史を築いてきた“青のDNA”を受け継ぐ選手のなかで屈指のQB(クオーターバック)といえば、…
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<3>悪質タックル問題の背後でうごめく「日本版NCAA」利権
テレビが朝から晩までアメリカンフットボールを取り上げることなど、かつてあっただろうか。日大アメフト部選手による悪質タックル問題は関係者のキャラが立っていることもあり、ワイドショーにとって、いまや“お…
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<2>世論を味方に付けた関学大 SNSの映像拡散が背中押した
日大アメリカンフットボール部といえば、ショットガン・フォーメーションがお家芸。簡単にいえば、QB(クオーターバック)からのパスを受けるレシーバーが散弾のように散らばり、どの選手がキャッチするか分から…
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<1>現場では「潰せ」「ぶっ倒せ」は日常的に飛び交う
「このチームには殺人本能をもったヤツはいないのか」 NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の49ersなどで活躍、パスキャッチ歴代2位の1万5934ヤードの記録を持つWR(ワイドレシーバー…