著者のコラム一覧
津田俊樹スポーツライター

産経新聞記者として1992年アルベールビル冬季、同年バルセロナ夏季五輪を取材。運動部長、論説委員を経て、現在フリー。2019年に東京五輪開催をめぐる問題点を指摘する「ブレないスポーツ報道」(言視舎)を出版。

<1>現場では「潰せ」「ぶっ倒せ」は日常的に飛び交う

公開日: 更新日:

「このチームには殺人本能をもったヤツはいないのか」

 NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の49ersなどで活躍、パスキャッチ歴代2位の1万5934ヤードの記録を持つWR(ワイドレシーバー)テレル・オーウェンスの言葉である。低迷するチームにキレて、コーチや選手に向かって怒りをあらわにしたのだ。

 トラブルメーカーとして、悪名を馳せた選手の暴言と受け取られるかもしれないが、勝利へのパッションのほどが伝わってくる。今年2月、殿堂入りのメンバーに選出された。

 日本のカレッジフットボール界は日大アメフト部の悪質タックル問題で大揺れである。当該選手は学生日本代表に選ばれ、昨年の甲子園ボウルでも活躍するなど将来を嘱望されるプレーヤーだった。

「QB(クオーターバック)を潰してこい」

「相手のQBがケガをして秋の試合に出られなかったら、こっちの得だろう」

 内田正人前監督らから指示されたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース