トランプに握られた日本人の胃袋
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安ければいいの落とし穴 食卓が米国産で埋め尽くされる日
トランプと安倍政権の間で妥結した日米貿易協定。それによって今年1月から、米国産の安い牛肉や豚肉が大量に入ってきている。日本のスーパーマーケットでは、安い米国産肉が大人気のようだが、そんなものをバクバ…
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なぜ日本の消費者は「食の安全」に関して無頓着なのか?
アメリカ産の食材・食品を扱わない「生活クラブ」。その連合会企画部・前田和記部長の話を続ける。地域的な問題で生活クラブから安全な食品を買えない人は、どうしたらいいのか。 前田部長はとにかく食品…
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食の安全を徹底「生活クラブ」が米国産食品を扱わない理由
これまで連載で、日本の食卓がトランプの米国に、いかに不気味な食べ物を押しつけられているかを書いてきた。今後もその状況は変わるわけではないが、少しでもリスクを避けるには、どうすればいいのか。そのヒント…
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海外で問題の除草剤が野放し状態…山田元農相が鳴らす警鐘
2018年以降、モンサントは米国内の裁判でたて続けに3件も莫大な賠償金の支払いを命じられている。どういうことなのか。 「モンサントが除草剤のラウンドアップを売り始めた時、この農薬はコーヒーやピ…
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山田元農相に遺伝子組み換えの総本山敗訴の理由を聞いた
除草剤の「ラウンドアップ」を製造するモンサントは、世界の遺伝子組み換え(GM)種子の90%を握る巨大なグローバル企業である。ベトナム戦争で、それまで製造していた農薬に別の有毒物質を組み合わせて「枯れ…
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米国でも急増中 成長ホルモンや遺伝子組み換えを嫌う動き
米国産の危険な食品についてこれまでいろいろ書いてきた。では米国の国民は、こうした危険な食品を平気で口にしているのだろうかという素朴な疑問を抱くと思うが、最近は米国でも事情は変わってきたようだ。 …
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発がん性ある過酢酸までも「食品添加物」にスリ替え輸入
過酢酸製剤というのをご存じだろうか。食品に関係している人でなければ、まず耳にすることはないが、鼻をつくような臭いがする過酢酸と過酸化水素、酢酸を混合したもので、食品の殺菌剤として使われる。過酢酸は酢…
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安い輸入小麦粉を使う子供たちの給食パンは汚染されている
ポストハーベスト農薬を使って輸入される米国産の作物で、小麦は最も危険といわれる。なにしろ、農薬がついた殻を割って、ふすま(表皮)と胚乳に分けて粉にするから、殻に付着した農薬が小麦粉に混入する。それに…
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殺虫剤や防カビ剤混入の輸入小麦と異様に緩い残留農薬基準
米国産の柑橘類に防カビ剤が塗られて輸入されていると書いてきたが、この状況は現在も続いている。 それだけではない。日本がTPP(環太平洋経済連携協定)交渉に参加するとき、米国から「未指定の国際…
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日本国民の健康を米国に売り渡してきた「レモン戦争」
乳牛の餌にする米国産トウモロコシが、猛毒のカビであるアフラトキシンに汚染されていると書いたが、実はアーモンドやピスタチオもけっこう汚染されている。なぜ米国産に汚染が多いのだろう。 簡単にいう…
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輸入トウモロコシに汚染が拡大 国産牛乳も安心できない
これまで、肥育ホルモン剤が過剰投与された米国の牛肉や、遺伝子組み換え(GM)作物の危険性を書いてきた。これらは輸入食品だから、国がその気になって検査すれば分別は容易だ。もし私たちが知らずに食べさせら…
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日本は食べ物に関しても米国に何も言えないという現実
これまで遺伝子組み換え(GM)作物がどれだけ怖いかを説明してきた。だからこそ、GM作物に対する反対運動は世界中に広がり、日本国内でも多くの団体が反対運動を続けている。しかし厚生労働省はそうではない。…
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子供には食べさせたくない 高カロリーな異性化糖入り菓子
この国は、遺伝子組み換え(GM)作物を使った食品には表示義務があるように見せかけて、なんだかんだと抜け道をいっぱいつくって、米国同様に表示しなくてもいいようになっている。 そんな中で、「GM…
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GM作物は子供が好む菓子に含まれているがなぜか表示はない
昨日は、日本が中国に次ぐ遺伝子組み換え(GM)作物の輸入大国であることを書いたが、ほとんどの人は自分がGM食品を食べている意識はないだろう。なぜなら「遺伝子組み換えでない」という表示は見ても、「遺伝…
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遺伝子組み換え表示を隠蔽…輸入大国日本の緩すぎる基準
今週も、遺伝子組み換え(GM)作物の話を続ける。その評価はいまだに「危険」と「安全」の真っ二つに分かれているが、何度も書いてきたように、GM作物が人間にとって有害か安全かを立証することはまず不可能で…
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GM作物の毒性は2年間の実験で分かるのに行われない不可解
遺伝子組み換え(GM)作物について、多くの人が不安に感じているのは、人間が食べて大丈夫なのだろうかということだろう。 なかでも関心が高いのが発がん性だ。では、本当にがんになるのかといえば、よ…
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知らずに大量に食べている遺伝子組み換え穀物の危ない事実
前回は、危ない遺伝子組み換え(GM)作物がなぜ生まれたのか、その経緯を書いた。別に遺伝子なんて組み換えなくても、従来の大豆やトウモロコシで十分なのに、なぜみんなが不安になるようなGM作物なんて作った…
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米国の遺伝子組み換え穀物に賛否 何が不気味で問題なのか
米国から輸入される不気味な食品は、なにもホルモン漬けの牛肉だけではない。肯定論、反対論いろいろある遺伝子組み換え(GM)作物もけっこう怖い。 そもそも作物の遺伝子を換える必要性はどこにあった…
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食肉だけじゃない ホルモン入り米国牛乳と乳製品の危険性
米国では牛だけでなく、鶏や豚にも肥育ホルモンが使われている。日本が輸入する米国産の豚肉は27万トン(2016年)だから影響は少なくないだろう。 なぜ安易に使われているかというと、「肥育用ホル…
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米国では牛のみならず鶏にも豚にも肥育ホルモンを使用
米国牛には、国産牛の600倍ものエストロゲン(女性ホルモン)が残留していることを発見したのは半田康医師だったと書いたが、彼が大手ハンバーガーチェーンのミートパテに含まれるエストロゲン濃度を測っていた…