コロナ禍にのみ込まれる百貨店の惨状
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業界売上高で首位も 不動産事業に転換したJフロントの将来
「百貨店自体、もはや過去の遺物なのかもしれない」と冴えない顔で語るのは三越伊勢丹の社員。同社は19年度決算で業界売上高トップの座から陥落。最終損益も111億円の赤字に陥った。 「不振の原因は従来…
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攻めの姿勢を崩さぬ高島屋「従業員ファースト」を貫く理由
6月初旬の平日、日本橋高島屋をのぞくと「マスクの着用と手指の消毒をお願いいたします」の貼り紙はあるものの、検温などはなく、日常を取り戻していた。 新型コロナウイルスの影響で営業の縮小が余儀な…
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三越伊勢丹の萎縮経営 コロナ禍の慎重姿勢でリストラの嵐
百貨店大手の中でもっとも新型コロナウイルスの影響を受けたのは三越伊勢丹だ。 同社の売り上げの約83%を占める伊勢丹新宿本店、日本橋三越本店、銀座三越の基幹3店舗は4月8日~5月29日の52日…
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5月の売上高は6~8割減 再開後もデパ地下頼みで客足戻らず
「思ったほどではなかった」と失望感をあらわにするのは三越伊勢丹の中堅社員だ。百貨店で日本一の売上高を誇る伊勢丹新宿本店は5月30日から営業を再開。時短営業ながら30、31両日の土曜、日曜で売上高は前年…