日本の国策「インフラ輸出」の黄昏
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台湾新幹線の新車両調達やり直し 大本命は欧州連合の逆襲
台湾高速鉄道は今後早急に第三者を含めた新規車両調達先を模索し年内に決定させると1月20日、入札キャンセルと同時に発表した。日本に逆転受注された欧州連合がグリグリ二重丸の大本命だが、台湾海峡の彼岸も拱…
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日本は今でも台湾を植民地と思っているんじゃないですか?
「一体何様だと思ってるんだ! 内政干渉まがいのことまでしてきたんですよ、日本は!!」 日本政官財界に精通する台湾財界人は声を荒らげる。開業カウントダウンの段階で乗務員教育を拒否され、台湾高速鉄…
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台湾新幹線トンネルは欧州式 日本式新幹線と寸法が合わず
台湾高速鉄道は日欧のベスト・トゥ・ベストと胸を張る。しかし、裏側はベストでも何でもなかった。木に竹をついだワースト・トゥ・ワーストでしかなかったのだ。 欧州連合は軌道・トンネル・橋梁など下部…
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1999年逆転受注はオールジャパンの勝利…親台派の力を動員
遡ること22年前の1999年。川崎重工・東芝が中心となった日本企業連合は、台湾高速鉄道の車両と安全運行システム・通信のいわゆる上部のみを逆転受注した。日本連合の入札価格は独シーメンス、仏アルストムを…
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昨年8月、菅官房長官が和泉洋人補佐官を怒鳴りつけていた
第2次安倍政権以来、国策として強く推進してきたインフラ輸出が黄昏を迎えている。その花形で“世界一”の技術と日本が胸を張る新幹線――唯一の成功例といわれた台湾高速鉄道が先月20日、日本製新規車両導入を…