ゴルフクラブの「不都合な現実」
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ショップに試打ルームが完備され…弾道計測器の普及がドライバー軽量化を加速
ゴルフショップに試打ルームが完備されるようになり、クラブは「買ってから打つ」よりも「打ってから買う」のが当たり前になってきました。 そして、試打ルームにはトラックマンをはじめとした弾道計測器…
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スピンをかけるためじゃない! SWの溝の「本当の役割」を知っていますか?
ゴルフクラブの中でもっともロフト角(フェースの傾斜角)が大きいのがサンドウエッジ(SW)です。当初はバンカーからの脱出専用クラブとして登場しましたが、ボールが高く上がって、スピンが利いて止まる球が打…
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サンドウエッジは広いソール形状ほどザックリのミスが減る
その名前が示すようにサンドウエッジ(SW)はバンカーからの使いやすさを考えて設計されていますが、一番の特徴はソールの形状です。 クラブメーカーによっては、同じモデルで4、5種類ものソールバリ…
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アイアンはバランスをぴったり揃えても、振り心地は同じにはならない
初心者用を除けば、今どきのゴルフクラブはセット売りよりも単品売りの方が主流で、ドライバーやフェアウエーウッド、ユーティリティークラブやウエッジは1本ずつバラで買うことができます。 ただし、ア…
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トウが上がり過ぎたドライバーは打点位置がヒールに偏りやすくなる
ドライバーに求められる性能は「飛び」と「やさしさ」ですが、アマチュア向けに関しては、つかまりの良さも重要なポイントです。 クラブメーカーもそれは重々承知で、新製品の訴求ポイントとして「前作よ…
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ぶっ飛び系の7番アイアンは「ミドルアイアン」ではなく「ロングアイアン」と心得る
筆者がゴルフを始めたのは、今から50年前。その頃のクラブといえばドライバーは木製(パーシモン)の小さいヘッドにスチールシャフトの組み合わせであり、アイアンはマッスルバック形状が当たり前。アマチュアの…
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軽量化はメリットばかりの誤解 グリップを重くすると総重量が増しても振りやすくなる
ゴルフクラブは毎年のようにモデルチェンジされていますが、どのメーカーも共通した傾向があります。 それはクラブの軽量化です。特にドライバーはモデルチェンジのたびに軽くなっており、アマチュア向け…
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「カーボンシャフトはスチールシャフトよりも距離がバラつく」は間違った常識
ゴルフクラブに使われる素材が劇的に変わってきました。 50年前はドライバーのヘッド素材が木製(パーシモン)でしたが、1990年代から金属のメタルヘッドが登場し、2000年代からチタンヘッドが…
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インパクト時のフェースの向きで飛距離は10ヤードも変わる
アイアンではそこそこ飛距離が出るのに、ドライバーを手にした途端、思ったほどボールが飛ばない。飛ぶと評判の新作ドライバーをショップで試打しても、飛距離がちゃんと出ない……。 この手の悩みを抱え…
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練習場で打ちやすいアイアンがラウンドでミスに強いとは限らない
ショップで試打した時はすごくいい感じだったのに、いざコースで使ってみたらショットが安定しない。ダフリのミスを連発してしまう……。 試打では気楽に何発も打つことができますが、コースはいつでも一…
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クラブメーカーの多くはカーボンシャフトを「非力な人向け」と決めつけている
スチールシャフトにすべきか? それともカーボンシャフトにすべきか? 今のドライバーは、カーボンシャフトが主流ですが、アイアンに関してはスチールと炭素繊維で作られたカーボンシャフトを選ぶことが…
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シャフト重量は15年前より10グラム軽く、硬さも1フレックス以上軟らかくなっている
Sシャフトのままでいいのか? それともRシャフトにすべきか? ご存じの人も多いと思いますが、ゴルフクラブはシャフトの硬さを選べます。 硬い順からS、SR、R、R2と表記されており、同…
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アイアンのナイスショットは芯よりも少し下で打つ
高弾道でスピンを利かせてグリーンにボールを着地させる……。 アイアンにも飛距離を求めるゴルファーが少なからずいますが、アイアンの仕事とはグリーンを狙うことです。いくら飛距離性能が高くても、飛…
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アイアンの打感は素材よりもフェースの厚みの方が影響が大きい
ゴルフクラブは大別すると、ヘッドが丸形形状のウッドと、ヘッドが板状に近いアイアンとに分かれています。 そして、最近は両者の中間形状のユーティリティーが加わり、3種類の形状から選べるようになり…
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飛び系アイアンでもっとも飛ぶ番手は7番 ロフト角28度前後がアマチュアの限界
ドライバーと違って、アイアンの目的はグリーンを狙うクラブです。距離や状況に応じて番手を選択し、確実にグリーンをとらえることが求められます。 その一方で、アイアンにも飛距離を求めるアマチュアゴ…
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ドライバーとフェアウエーウッドでは球のつかまりが大きく異なる
テニスや卓球と違って、ゴルフはショットごとに形状の異なるクラブを使い分けてプレーします。 ティーショットではドライバーを使い、2打目以降はフェアウエーウッド(FW)やアイアンを手にしてグリー…
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ヘッドスピード40mなら3Wより5Wの方が飛ぶ 物理的な理由も
ドライバーの次に飛ぶクラブとして位置付けられているのがスプーン(3W)です。ドライバーの次にロフトが少なく15度前後で、長さもドライバーの次に長く43インチ前後あり、飛ばせる仕様に設計されているクラ…
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ユーティリティークラブはシャフトの先端径が3種類もある
ロングアイアンの代替クラブとしてすっかり定着したのがユーティリティークラブ(UT)でしょう。UTはロングアイアンよりもボールが上がりやすくミスにも強いことから、170~200ヤードの距離を狙えるクラ…
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ウエッジのメッキ有無はスピン性能に全く関係がない
グリーンに落下後、ファーストバウンドしたボールがキュキュッと後戻りする……。 ツアープロが打つサンドウエッジ(SW)でのアプローチショットは、バックスピンが強くかかって後戻りします。それにあ…
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アイアン用シャフトは番手ごとにしなりのフィーリングが微妙に異なる
ドライバー、フェアウエーウッド(FW)、ユーティリティー、アイアン、ウエッジ、パターと、ゴルフはいろんな種類のクラブを使い分けてプレーします。 そんな中でもアイアンはセット販売されており、現…