ゴルフクラブの「不都合な現実」
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ウエッジの飛距離と弾道はロフト角だけでは決まらない バウンス角にも注目
主にピンまで残り100ヤード以内やバンカーショット、そしてグリーン回りで使うクラブがアプローチウエッジ(AW)とサンドウエッジ(SW)です。 どちらもスコアメークに欠かせないクラブですが、こ…
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ドライバーのライ角がアップライトだと芯の位置が高くなる
ゴルフクラブはシャフトの延長線上から離れたところにヘッドが付いています。 このため、シャフトとヘッドとの間には逆L字のような角度がついており、これをライ角度と言います。 さて、このラ…
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今どきのドライバーのライ角は5番アイアンとほぼ同じ
ヘッドの大きさがルールで460㏄以内と規制されてから、市販ドライバーの体積はおしなべて460㏄になりました。新製品で体積が460㏄を大きく下回るドライバーはまず出てきません。 今どきのドライ…
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市販アイアンのカーボンシャフトが軽いのは軽量スチールとの差別化
ゴルフクラブにカーボンシャフトが採用されるようになってすでに50年が経ちます。発売当初はシャフトが黒いことからブラックシャフトと呼ばれましたが、スチールシャフトよりも軽く、設計の自由度が高いこともあ…
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サンドウエッジのスピン性能は溝形状よりボールのほうが影響大
今どきのゴルフクラブはドライバーだけでなく、アイアンも飛距離性能を追求したモデルが増えています。飛ぶことがゴルフクラブの必須条件になりつつありますが、例外もあります。バンカーショットやグリーン回りで…
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クラブのバランスをすべて揃えても振り心地は同じになるとは限らない
テニスや野球と異なり、ゴルフでは複数のクラブを同時に使用します。 ドライバーからフェアウエーウッド(FW)、ユーティリティー(UT)、アイアン、そしてウエッジと用途が異なるクラブを使ってプレ…
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飛び系アイアンの多くは番手間の飛距離差がバラバラ 距離感が合わなくなるリスクが
ドライバー同様、アイアンにもさらなる「飛び」を求めるアマチュアが多いからでしょう。ここ数年、「飛び系」と呼ばれるアイアンをラインアップに加えるメーカーが増えてきました。 飛び系アイアンはロフ…
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昔から変わらない…グリップの太さを選べない不思議
試打ルームを完備する大型ゴルフショップが増えてきたこともあり、試打してからゴルフクラブを購入するのが当たり前になってきました。 加えて、最近はフィッティングを積極的に行うクラブメーカーやショ…
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アイアンのロフト角を知らないとAW、SW選びを間違える
ゴルフはプレー中にクラブを14本まで使うことがルールで認められています。そして、パターを除くクラブでは、ドライバーが一番飛距離が出やすいように、サンドウエッジ(SW)が一番飛距離が出づらいようにする…
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アイアンにロフト角の表記がない不思議…“飛び系”の登場で番手と距離にギャップ
14本のクラブのうち、もっともロフト角が少ないクラブはどれか。 こうたずねると「ドライバーに決まっているでしょう」と答える人が多いです。 これは明らかに錯覚で、もっともロフト角が少な…
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ドライバーとアイアンは打ち方が違う クラブの重心の深さに合わせてボールの位置を変える
ドライバーの調子が良い日は、アイアンがうまく当たらない。また、アイアンの調子が良い日は、今度はドライバーがなぜか不調……。 おそらく、多くのアマチュアはこの手の悩みを抱えていると思いますが、…
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急激に軽いドライバーに買い替えるとミスが出やすくなる
ゴルフクラブを買い替える動機は人それぞれだと思いますが、ことドライバーに関しては「今よりもっと飛ばしたい」というのが、圧倒的に多いでしょう。 メーカーもゴルファーの心理を分かっているから、新…
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ドライバーはロフトが少ないほどボール初速が上がるが飛距離が出るとは限らない
今年も次々と新作ドライバーが登場していますが、どのモデルもアピールしているのがルール上限ギリギリのフェースの反発係数でしょう。 反発係数がルール上限にあるほど、物理的にインパクト時のエネルギ…
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ウエッジは芯よりも少し下側で打った時にスピンがしっかりかかる弾道になる
アマチュアゴルファーが飛距離を求めているからでしょう。最近はドライバーだけでなく、フェアウエーウッドやユーティリティー、そしてアイアンも飛びをアピールするモデルがほとんどです。 唯一、飛距離…
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“ぶっ飛び系アイアン”は5番よりも7番の方がキャリーが出やすく作られている
ドライバー同様、今どきはアイアンも飛ばないクラブは売れないからでしょう、アマチュア向けアイアンは飛距離にこだわるモデルが増えてきました。今までよりも「2番手飛ぶ」とか「ぶっ飛び」をアピールしているモ…
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練習場で感触がいいアイアンは、コースに出た時にミスに強いとは限らない
ゴルフショップや練習場で試打できる機会が増えたからでしょう。今どきは、試打してからクラブを購入するのが当たり前になってきました。 ゴルフクラブは安い買い物ではないので、試打できることはゴルフ…
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ドライバーのライ角度はつかまり具合にほとんど影響を及ぼさない
今も昔もアマチュアゴルファーの多くは、右曲がりのスライスに悩まされているからでしょう。ゴルフメーカーが製造するアマチュア向けドライバーの多くは、右曲がりの度合いを軽減する設計、つまりつかまりが良くな…
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カチャカチャ式の弾道調整機能によって変化するのはシャフトの装着角度
ヘッドの大きさ、クラブの長さをはじめとし、ゴルフクラブにはいくつものルールが定められています。しかし、その半面、ルール改正によってこれまで禁止されていたものが適合になることもあります。 その…
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ドライバーロフトのメーカー表記をうのみにしてはいけない
14本のクラブの中でもボールを遠くに飛ばせるクラブがドライバーです。 多くのドライバーはロフトを選べ、市販モデルの多くは2、3種類のロフトをラインアップしています。 さて、このドライ…
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非力なシニアゴルファーは軽いクラブの方が本当に飛ぶのか
軽いクラブと重いクラブとではどちらがヘッドスピードを上げやすいのか? 物理的に考えれば、軽い方がゴルファーへの負担が減る分だけ、ヘッドスピードを上げやすくなります。クラブメーカーもそれが分か…