声を放つ 当事者の証言
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浜名湖連続殺人事件 「無罪主張は弁護士がしたこと」法廷で黙秘した死刑囚が面会室で饒舌に語った本心
2016年7、8月、静岡県の浜名湖岸で男性2人の遺体が見つかった連続殺人事件は、検挙された宅地建物取引士の男が裁判で黙秘したまま1、2審ともに死刑判決を受けた。男は上告審でも判決直前に上告を取り下げ…
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「桶川ストーカー殺人事件」実行犯の男が獄中手記で明かす…ストーカーの兄が首謀者とされた真相
今から25年前の1999年10月26日、埼玉・桶川駅前で刺殺された女子大生の猪野詩織さん(当時21)は事件前、元交際相手の小松和人(同27)らに凄絶な嫌がらせを受けていた。犯人の久保田祥史(同34)…
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武富士に盗聴され、訴えられて攻防3年…勝ち抜いたジャーナリストが明かす内幕
2003年12月、消費者金融最大手「武富士」の創業者、武井保雄会長(当時73)が部下に指示し、ジャーナリスト宅の電話を探偵社に盗聴させた容疑で逮捕された。武井氏は執行猶予付きの有罪判決が確定。同社は…
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船橋18歳少女生き埋め殺人事件 無期懲役囚になった加害少女が文通で明かした心情
2015年4月、船橋市の18歳の女性が高校の同級生だった少女A子らとトラブルになり、成田空港近くの畑に生き埋めにされ、殺害された。この残酷な事件を起こしたA子と共犯の2人の男は、裁判で無期懲役刑が確…
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大阪高検 公安部長「口封じ」逮捕事件 「検察の裏金問題」告発に協力したミニコミ紙の社主が語る
2002年4月、大阪高検の三井環公安部長(当時57)が詐欺などの容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。三井氏は当時、検察の裏金問題を報道機関に実名告発する準備を進めていたため、「口封じだ」と検察を批判す…
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湖東記念病院事件の冤罪被害女性が明かす「刑事は腐っているが検事は頭を下げてくれました」
2003年5月、滋賀県愛知郡(現・東近江市)の湖東記念病院で、意識の戻らない状態の男性入院患者Aさんが急死し、04年7月、同病院の看護助手だった西山美香さん(当時24)が殺人容疑で逮捕された。西山さ…
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和歌山カレー事件 林真須美死刑囚と関係を断っている兄が密かに信じる「妹の無実」
1998年7月、和歌山市の夏祭りでカレーを食べた67人がヒ素中毒に陥り、うち4人が死亡した事件では、地元の主婦だった林真須美死刑囚(63)が逮捕され、2009年に死刑が確定した。だが、本人は一貫して…
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首都圏連続女殺人事件 無罪確定後に人を殺めた老受刑者が文通で明かした罪への思い
今から50年前の1974年夏、首都圏で女性が乱暴され、殺害される事件が多発した。うち1件のOL殺人事件の容疑で逮捕された小野悦男受刑者が全事件の犯人であるかのように報道された。小野受刑者は91年、裁…
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「吉展ちゃん誘拐殺害事件」上告審の弁護人が明かす 犯人・小原保の知られざる主張
「戦後最大の誘拐事件」といわれる1963年発生の東京都台東区の4歳児・村越吉展ちゃん誘拐殺害事件。警視庁の名刑事・平塚八兵衛が執念の取り調べで犯人の時計修理工・小原保を自白させ、事件を解決した逸話は有…
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九州3児殺害事件 無期懲役の男が語った壮絶人生 両親は自殺、元妻も重大事件の犯人…
2021年2月、福岡県飯塚市で41歳の男が養子の9歳男児を虐待して死なせたうえ、鹿児島市のホテル客室で無理心中を図り、3歳の長男と2歳の長女を首をしめて殺害した。男は自分も死のうと4階だった客室から…
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川崎中1男子生徒殺害事件 「リーダー格」受刑者の手紙から垣間見えた幼い素顔
2015年2月、川崎市の中学1年生、上村遼太くん(当時13)が17、18歳の少年3人から凄惨なリンチを受けた末に殺害された。犯行の残忍さや悪質性から、加害少年3人は成人同様に刑事責任を問われ、懲役刑…
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「ロボトミー手術」後遺症で医師宅を襲撃し復讐 犯人の獄中書簡から浮上した悲惨な晩年
1979年9月、元スポーツライターの男が東京都小平市の精神科医宅に押し入り、医師の妻と義母をナイフで刺して殺害した。男はこの15年前、医師から脳に「ロボトミー手術」を施されて後遺症に苦しみ、その恨み…
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1914年「新潟一家4人死刑事件」は『虎に翼』のモデル弁護士が悔やみ続けた冤罪事件
日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子氏がモデルの猪爪寅子(伊藤沙莉)の半生を描くNHK朝ドラ「虎に翼」。寅子の所属事務所の所長・雲野六郎(塚地武雅)のモデルは、元日弁連会長の海野普吉弁…
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大阪府立高校「髪の黒染め強要」訴訟 出身中学関係者が明かす女生徒の素顔
「生まれつき茶色い髪を黒く染めるように何度も強要された。精神的苦痛から不登校になった」 2017年10月、大阪府立懐風館高校の女生徒が教師らから受けた頭髪指導に関してそう主張し、府に約226万…
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山口5人連続殺人放火事件 被害妄想で5人を殺した犯人の思考は弁護士ですら理解不能
2013年7月、山口県周南市の山あいの集落で1人暮らしをしていた60代の男が集落の4家族の家に侵入し、70~80代の住人5人を木の棒で撲殺、うち2家族の家に火を放った。5日後、現場から約1キロの山中…
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廿日市女子高生殺害事件 犯人が死刑にならずに無念の父、共感して泣いた裁判員
2004年10月、広島県廿日市市の北口忠さん宅にナイフを持った男が侵入し、忠さんの長女で高校2年生の聡美さん(当時17)を刺殺、忠さんの母のミチヨさん(同72)も刺して重傷を負わせた。事件は長く未解…
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寝屋川中1男女殺害殺人事件の山田浩二死刑囚は、自ら死刑を2度確定させた前代未聞の死刑囚
2015年8月、大阪府寝屋川市の中学1年生の男女2人が殺害された事件は、駐車場と竹林に遺棄された2人の遺体が顔面や両手を粘着テープでグルグル巻きにされているなど異常性が際立っていた。犯人の山田(現姓…
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瀬戸内シージャック事件 射殺された犯人の意外な実像が船長の手記と機関長の証言から浮上した
1970年5月12日夕方、瀬戸内海を航行する旅客船「ぷりんす」が広島港に停泊中、ライフル銃を持つ男に乗っ取られ、乗客と乗組員44人が人質にとられた。事件がテレビ中継される中、甲板上の犯人が警察の狙撃…
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2004~05年「バッキー事件」で懲役18年…暴力AVメーカートップの素顔は「感じのいい人物」
2004年から05年にかけ、AVメーカー「バッキービジュアルプランニング」の暴力的な作品に警視庁の捜査のメスが入り、同社の関係者らが女優4人に対する強姦致傷などの容疑で立件された。同社の実質的経営者…
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本庄保険金殺人事件 獄死した森田考子元受刑者の母が振り返る「あの子は最後まで八木を愛していた」
1999年ごろに大きく報道された「本庄保険金殺人事件」。主犯格とされる八木茂死刑囚(74)とともに逮捕された愛人女性3人のうち、懲役12年の刑に服していた森田考子元受刑者(享年47)は2009年にが…