米原汚水タンク女性殺害事件 有罪が確定した不倫相手の上司は今も冤罪を主張している

滋賀県米原市で2009年6月、頭や顔を鈍器で乱打された女性(当時28)の遺体がマンホール下の汚水タンクから見つかった。逮捕された森田繁成受刑者(同40)は妻子ある身で、職場の部下だった被害女性と交際しており、不倫のもつれで起きた殺人事件として扇情的に報道された。
森田受刑者は無実を主張したが、裁判で13年に懲役17年の刑が確定。現在は西日本の某刑務所で服役中だ。
私は裁判中から森田受刑者と面会や文通をしてきたが、一昨年夏に面会した際、裁判をこう振り返っていた。
「裁判長の態度を見ていると、こちらの主張を聞いていると思えず、最初から有罪という答えが決まっているようでした。公判前整理手続きの際、検察官が『夏休みはどうしようか』と笑いながら話していた時は悔しくて、涙が出ました」
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