【緊急連載】ロシア軍ウクライナ侵攻の衝撃 プーチン大統領の戦略と思惑を読む
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(番外編)プーチン大統領は絶対的な権威を示すために悪魔と結託した
旧ソ連が崩壊したエリツィン時代(1990年代)のロシアは、欧米諸国と同じ民主主義国家を目指す改革派の時代だった。 その90年代にロシア大統領府の責任者であり、今も厳しい反プーチン派のモスクワ…
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(番外編)プーチン大統領の思考とは「ロシア人に友人はいないし、友人も同盟国も必要ない」
戦争を始めたプーチン大統領の考えは、突然異変なのだろうか。前稿で「彼が急に偏執症になったのではない」と指摘した。たしかに、彼の演説も最近は古代・帝政時代のロシア史に嵌(はま)り、ロシア的価値を欧米的…
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(3)ロシアのウクライナ侵攻は日本の対プーチン認識の「甘さ」に鉄槌を与えた3
ウクライナ紛争は、わが国にどのような影響を及ぼすだろうか。2014年のロシアによる「クリミア併合」以来、G7(西側7大国)は対露制裁を続けてきた。しかし、日本の制裁は名目のみだった。 その理…
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(2)プーチンは突然、妄想や偏執症的考えを抱き始めたのではない
兄弟国と自ら称している隣国ウクライナに軍事侵略を始めたプーチン大統領は、最近、精神に異常を来したとか、アルツハイマー病云々の噂も出た。 彼は正気なのか、また一体何を目指しているのだろうか。結…
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(1)ロシアはなぜウクライナ軍事侵攻に踏み切ったのか…プーチン大統領の誤算
ロシア軍がウクライナに侵攻してから2週間余り。同軍は今も首都キエフに向けて攻撃を続けている。ドイツのショルツ首相とフランスのマクロン大統領は12日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、即時停戦を求め…