大谷翔平 二刀流の源流を辿って見えた世界一への渇望
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岩手のもやしっ子がパワーでメジャーリーガーを圧倒するまで
1994年、岩手の盛岡は真夏日が48日間もあった。 大谷は7月5日午後9時6分、その盛岡から50キロほど南に下った奥州市水沢で産声を上げた。 体重は3400グラム。赤ん坊としては大き…
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いまも生きている父・徹さんの教えとTJ手術後のスケールアップ
大谷翔平の実家がある水沢から盛岡方面へ、国道4号を車で15分ほど北上すると、東西に胆沢川が流れている。 大谷が父・徹さんの手に引かれるようにして河川敷のグラウンドに足を運んだのは小学2年時の…
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リアル二刀流を生んだ自信と末っ子気質とアタマ
■「菊池を高1で超えてやる」 大谷翔平は子供の頃から人一倍、負けず嫌いだった。 水沢リトル時代、全国大会に出場するも初戦敗退。試合後の集合写真には泣き腫らし、腫れぼったい顔をした大谷が…