林家彦いち 大いに語る
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「SWAのメンバーは創作の刺激になってますし、新作派の後輩たちには背中を押されてる」
彦いちは学生時代、極真空手の道場に通っていた。 「一時は大山倍達総裁に弟子入りしたいと思ってました。ところが、道場で化け物みたいな肉体と精神を持つ猛者連中に圧倒され、痛いのが好きじゃないことも…
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どこででも行けばネタが拾える! 新作落語は客の“あるある”話を引き出すことも
彦いちは、祭りが大好きだ。きっかけになったのは2008年、岩手県内に伝わる蘇民祭だった。 「あれは、下北沢の本多劇場でSWAの定期公演があった1月末のことです。数日後に自分の独演会<しゃべり倒…
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「掛け声指南」主人公をタイ人にしたのは、日本で働く外国人を愛情持って描けないかと思ったから
2002年3月、彦いちは真打ちに昇進する。5人一緒の昇進だった。 「アウトドア活動はずっと続けてまして、長良川でカヌーに乗った際、作家の夢枕獏さんと知り合い、真打ち披露の口上書きに文章を寄せて…
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出世作を生んだ三遊亭円丈の言葉 「君は君以外になれない」と言われ目が覚めた
1993年、彦いちは二つ目になったものの、とたんに暇になった。 「たいていの若手は二つ目になると暇になるもので、僕はカヌーにハマりました。それがアウトドアの最初です」 彦いちは落語界き…
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木久扇師匠に「どうしてうちに来たの?」と聞かれ「家が近いんで」と答えた
林家彦いちは、春風亭昇太が三遊亭白鳥、柳家喬太郎らと結成したSWA(創作話芸アソシエーション)のメンバーである。実体験を落語にした「スケッチネタ」に定評があり、寄席でも人気が高い。また、落語界きって…