日本の食卓が変わる 生産イノベーション現場探訪
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働き盛りの男性から支持 「冷凍弁当」を昼食用に購入する人が増えている
コンビニの弁当と言えば、20度前後の温度帯で陳列されている常温弁当や、5度前後の冷蔵状態で陳列されているチルド弁当(容器の一部に発泡容器)を思い浮かべる人が多いのではないか。常温弁当に比べチルド弁当…
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年間1830トンのプラゴミを削減したローソン ゆくゆくは食材の長鮮度化で食品ロスをなくす
全国に5万5739店舗(2023年3月)も存在し、月間に約13億人(同)が利用するコンビニ。現代人にとってなくてはならない社会インフラだが、これだけの規模になると環境に与える負荷も大きい。 …
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世界の肉不足と“たんぱく質格差社会”を救う 焼肉や生姜焼きも「すべて大豆」で代用できる未来
豆腐バーの大ヒットが続くなか、コロナの感染が収まりスーパーでの試食販売が可能になった。進化系豆腐商品を味わってもらうには格好の機会である。 レンコンと枝豆を具材として加えた新商品の試食販売を…
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コンビニで発売した「豆腐バー」が売り切れ店続出の大ヒットを記録した理由
これまでにない斬新な商品を提供しようということで2018年秋に始まった新商品の開発。豆腐らしさを残しながら、肉のような弾力がある食べ応えを実現させる。難しい課題をクリアするため、豆乳濃度やにがりの分…
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「硬い豆腐」開発の舞台裏 縮小する市場、アサヒコは逆転の発想で勝負に出た
新宿から電車で1時間ほどの埼玉県北部の行田市。埼玉古墳群で知られるまちに、革新的な豆腐製品を次々と世に送り出しているアサヒコ(本社・東京都新宿区)の基幹工場がある。 4月中旬、工場の「豆腐バ…
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「世界中に昆布の森を広げる」とフジッコ社長 生産減少という危機的状況への対策
昆布の生産減少という大きな課題を前に、行政も対策を講じている。 北海道水産経営課では「ICT技術等を活用したコンブ生産増大対策」に乗り出している。漁場の分布状況把握、効率的管理や生産過程の自…
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漁師を重労働から解放させた“生昆布”という逆転の発想 フジッコが新生産モデル構築
生産量の落ち込み、生産者減少という大きな課題に直面している日本の昆布業界。そんな状況を改善すべく動いたのが、昆布製品製造60年以上、業界のリーディングカンパニーであるフジッコ(本社・神戸市)だ。 …
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北海道で昆布が採れない! 最盛期の3分の1まで激減した「2つの原因」
この数年、水産資源の減少が深刻化している。毎年のようにサケ、サンマ、イカなどの不漁が報じられている。世界無形文化遺産に登録された和食に欠かせない昆布も例外ではない。全国の9割以上の生産量を誇る北海道…
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ワカメ再生に向け有料系統種苗づくりにかけた研究の日々「青色の光を当て一気に成熟」
国内のワカメ市場は成長が止まった1990年代以降、3つの課題を抱えていた。 ①海藻類全般の古くて固定的なイメージ ②後継者不足に悩む生産者と地域 ③気候変動による原料確保の不安定化 …
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ワカメは海水温上昇で「色落ち」の生育不良 養殖は半世紀で3分の1以下に激減
近年、ワカメ生産で気になる現象が発生している。三陸南部や瀬戸内海などで養殖ワカメが生育不良のため、本来の褐色にならない「色落ち」という現象が見られるのだ。収穫量に影響を及ぼすだけに心配だ。周辺の海で…
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コストコで人気化! 理研ビタミン「おさしみわかめ」誕生の背景
コストコで期間限定販売されている意外な商品が人気化している。「そのまま使える おさしみわかめ」(500グラム)という食品で、ツイッターやユーチューブでも話題になっている。 販売者は理研ビタミ…
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輸入農水産物に年間11兆円…米国と中国に依存する日本の食料事情
輸入原材料の高騰などで日本の食卓が危機的状況に陥っている。物価高はとどまるところを知らない。東京商工リサーチの3月調査によると、2023年出荷分の価格改定対象品目は1万8331品目(主要200社)と…