真似したい伝承療法
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山形県のだだちゃ豆
山形県の西部に位置する鶴岡市。メロンやカブなど全国的に有名な農産物は少なくないが、その中でも、左党にすすめたいのが「だだちゃ豆」だ。 枝豆の一種で、鶴岡以外の土地ではうまく育たない。それゆえ…
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沖縄県のクーガ芋
沖縄で幻の自然薯(じねんじょ)と呼ばれているクーガ芋。寒さに弱く栽培量も少ないことから、現地でもあまり知られていない。 クーガ芋が大好物だという沖縄県在住の渡具口豊さんはこう話す。 「…
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和歌山県の柿酢
柿の生産量日本一を誇る和歌山県。その柿を使った「柿酢」は健康維持に役立つと評判も上々だ。 柿酢は、柿を発酵させてつくられる酢。柿の産地である紀北地方で商品化されている。 会社員の田山…
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高知県の青さのり
昔ながらの景観を残し、「最後の清流」とたたえられる高知県の四万十川。その汽水域で養殖されているのが「青さのり」だ。 四万十川産の青さのりは香りがよく、うま味も十分。高知県の物産展で青さのりの…
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福島県の桐炭パスタ
生産量日本一を誇る福島県の会津桐。高級タンスや衣装箱の材料として重宝されている。 ただ、切り株や枝などは商品として利用しにくい。こうした残材を捨てるのはもったいないということで、それを炭化し…
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鹿児島県産の奥知覧茶
意外と知られていないが、鹿児島県の緑茶の生産量は多く、静岡県に次いで全国2位。特に南九州市の知覧は緑茶の栽培が古くから盛んだ。 その知覧の中でも、北部に位置する後岳(うしろだけ)と呼ばれる地…
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福井県の地ガラシ
福井県の伝統食といえば、越前ガニなどの海産物を連想しやすい。しかし、あまり知られていないが、地元で栽培したカラシの種子を主原料とした「地ガラシ」も忘れてはいけない逸品だ。 地ガラシは、カラシ…
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北海道のインカのめざめ
北海道といえば、だれもが認めるジャガイモの産地。品種も多く、男爵イモやメークインなどは特に有名だが、近年人気が高まっているのが“インカのめざめ”だ。 インカのめざめのもとになったのは、南米の…
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山梨県の桑の葉パウダー
山梨県の西部に位置する南アルプス市。古くは養蚕業が盛んだったが、時代の趨勢によりかつての勢いはない。 だが、一部で伝統産業を見直す動きが高まり、養蚕とは違った新しい形で復活しつつある。それが…
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石川県のいしり
古くから魚醤が造られてきた石川県の能登半島。その中でも、イカの内臓を使ったものは「いしり」と呼ばれ、能登町の小木港や宇出津港では、自然発酵による昔ながらの製法で今も造られている。 秋田県のし…
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宮城県の凍み豆腐
蔵王連峰の麓に位置する、宮城県白石市。冬は厳しい蔵王おろしにさらされるが、その冷たい風によって白石の伝統食品が作られている。 それが“凍み豆腐”だ。凍らせた豆腐を乾燥させたもので、呼び名は違…
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富山県の煎りエゴマ
農産業の活性化を目指し、近年、富山県が力を注いでいるもののひとつが、エゴマだ。今はエゴマの生産農家も増え、伝統食材として育ちつつある。 エゴマとはシソ科の一年草で、その種子を搾ったエゴマ油は…
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兵庫県の出石コンニャク
但馬の小京都といわれる兵庫県の出石。風情のある町屋が並び、観光地としても人気が高い。 その出石で古くから受け継がれているのが“出石コンニャク”だ。今でも昔ながらの製法で、丁寧に作られている。…
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静岡県の黒はんぺん
日本一深い湾として知られる静岡県の駿河湾。最深部は約2500メートルに達し、魚の餌となるプランクトンにも恵まれ、実に約1000種類もの魚類が生息している。 多くの海の幸が堪能できるが、ちょっ…
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北海道のダッタンそば茶
日本でも有数のダッタンそばの生産地は北海道。ダッタンそばは、一般的なそばと比較すると心地よい苦味と香りが特徴だ。 このダッタンそばの実を原料にして作られたのが「ダッタンそば茶」。1年前からこ…
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新潟県の雪下人参ジュース
全国的に豪雪地帯として知られる新潟県十日町。厳しい環境だが、雪の恩恵もある。それが「雪下人参ジュース」だ。 雪下人参とは、秋に収穫できる人参を、あえて雪の下で越冬させて春に収穫したもの。これ…
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千葉県のイワシのごま漬け
千葉県の房総半島にある九十九里浜では、江戸時代の頃からイワシ漁が盛んに行われてきた。 当時は農作物の肥料として大きな需要があったため、イワシ漁は「千両万両、引きあげる」ともいわれていたそうだ…
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沖縄のアグー
幻の豚として知られる琉球在来黒豚の「アグー」。かつて絶滅寸前だったが、危機を乗り越えた。しかし、今でも頭数は少なく、貴重な豚であることに変わりはない。 そのアグーの種類には、大きく2つある。…
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千葉県の源醤
江戸時代、醤油の町として栄えた千葉県銚子市。今でもいくつかの大手醤油メーカーが残っているが、規模は小さいながらも根強い支持を受け、江戸時代から長く続いているのが「銚子山十」だ。 銚子山十の看…
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佐賀県の海茸
佐賀県の伝統食材のひとつ、海茸。“茸”といってもキノコではなく、二枚貝の一種だ。 その海茸の水管(水の入手口)を細く切り、粕漬けにしたものは、佐賀県の郷土料理として古くから食されてきた。 …