東洋医学を正しく知って不調改善
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東洋医学からみた健康の秘訣は…不調が病になることを防ぐ
東洋医学において、体の不調は気・血・水などなんらかのアンバランスの現れ。不調の改善だけでなく、不調を引き起こしているアンバランスを整え、不調が病となるのを防ぐことが重要だと考えています。 お…
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東洋医学における「冷え」「のぼせ」改善のセルフケアは?
頭寒足熱という言葉があります。辞書には「頭部が冷えて足部が温かいこと。古来、健康によい状態といわれる」(「日本国語大辞典」)などとあります。 実はこの頭寒足熱とほぼ同じ意味である「寒頭煖足」…
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喉が痛い…東洋医学における対処法はどんなものがあるのか
寒くなってきたり、空気が乾燥したりすると、喉の痛みを感じることがよくあります。このような時期に起こる喉の痛みは、「外邪」によるものがほとんど。 外邪とは病気の原因となる外的因子のことで、風邪…
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ノドに何かつかえている感じが…東洋医学での対策はあるのか
ノドになんらかの異常感があるものを「咽喉頭異常感症」といいます。ノドの腫瘤や炎症、逆流性食道炎などによって起こることもあり、その場合はそれぞれの原因疾患への対処が必要となります。 一方、検査…
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東洋医学では疲労や倦怠感はどう対処する? 器質的疾患は認められないものが対象
疲労や倦怠感の要因は非常に多岐にわたります。近年では、確認できる組織障害の程度に比べて大きい身体症状の訴えがある「機能性身体症候群」という概念も提唱されています。 ちなみに東洋医学では、慢性…
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東洋医学で花粉症の症状を和らげる 「水」が重要なポイント
東洋医学では、「気(エネルギー)・血(栄養)・水(水分・体液)」のバランスが取れている状態が最も良いと考えます。この中で、花粉症に深く関わっているのが「水」です。 鼻水や鼻詰まり、頭重感、目…
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東洋医学における睡眠に対する考え方 心がリラックスした後に体が休まる
東洋医学の古典に、「まず心が眠り、ついで体が眠る」という言葉があります。心・精神がリラックスして安静となり休んだ後に、体が休まるという考え方です。 良い睡眠のためには、気持ちが落ち着いている…
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肩や背中の凝りに効くツボは? 「膏肓」はあらゆる症状に効く
肩甲骨と背骨の間、肩甲骨の際あたりに、膏肓(こうこう)というツボがあります。これが、肩や背中の凝りにお勧めです。凝り以外にも、さまざまな症状に対してよく用いられ、中国・唐の時代の医学書に「あらゆる症…
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東洋医学における季節に応じた養生とは? 2000年前から説かれている
今から2000年前に成立した東洋医学の古典「黄帝内経」では、春夏秋冬にかなった生活スタイルで過ごすことで、自然の働きをより享受でき、心身がよい状態になり、生命力を養うことができると説かれています。 …
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不眠に効く漢方薬はあるのか? 3つのタイプ別に処方される
誰しも「眠ろうとしても眠れない」「もう少し眠っていたい」「もっとぐっすりと眠りたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。眠りに不満があっても、通常は数日から数週間のうちにまた普通に眠れるようにな…
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東洋医学は赤ちゃんや小児にも有効なのか 日本独自の「小児鍼」とは?
もちろん、大人同様に有効です。古くから中国や日本において幼児や小児を対象にした治療が行われており、特に日本では独自に発展した「小児鍼」という方法があります。夜泣き、食欲不振、不機嫌、奇声などのいわゆ…
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天気による体調不良は東洋医学でも対処できるのか? 水の偏在を改善
天気の変化により痛みや気分障害が引き起こされるものを「天気痛」や「気象病」と呼びます。 代表的な症状としては頭痛やめまい。そのほかにも首・肩凝り、腰痛、関節痛、むくみ、耳鳴り、だるさ、さらに…
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東洋医学の独特の診察法「四診」とはどのようなものなのか
東洋医学では、気血水、臓腑、経絡がバランス良く働いている状態を健康と考えます。バランスの失調は、「実」「虚」として表現されます。「実」には、不要なものの解消や機能高進を改善させる「瀉」、「虚」には文…
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漢方や鍼灸で「頭痛」も治せるのか “一次性”が治療対象
頭痛は頭部に感じる痛みの総称で、後頭部と首の境界、目の奥の痛みなども含まれます。非常に多くの方が経験している症状です。 原因が特定できないものを「一次性頭痛」。緊張型頭痛、片頭痛、群発性頭痛…
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世界における東洋医学の評価は? 欧米で注目度が高まっている
日本ではあまり知られていませんが、実はいま欧米では「東洋医学」への注目度が一層高まっています。 これまでにも「東洋医学」はさまざまな体の不調に対処できる治療法として紹介してきましたが、近年に…
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お灸にもいろいろな種類があるのか? もぐさにはさまざまなタイプあり
みなさんはお灸と聞いてどんなお灸を思い描くでしょうか? むかし子どものころにおばあちゃんにしてもらった人や、薬局やドラッグストアで初めて簡易型のお灸を知った人など、お灸との関わりはさまざまでしょう。…
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漢方や鍼灸は新型コロナなどの感染症にも効果があるのか
漢方や鍼灸というと、「緩やかにじっくりと効く」「特に慢性病に効果がある」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。確かにそのような面もありますが、実は急性症状や感染症にも十分効果を発揮します。…
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花粉症にはどんな漢方薬が効果があるのか 3つの観点から捉える
東洋医学では、アレルギー性疾患に対して、症状に対する治療とアレルギー体質を改善する治療を考えていきます。 漢方では3つの観点から捉えていきます。生命活動を支えるエネルギーで、心や情緒、元気と…
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鍼灸師によって効き方に違いはある? 感受性、相性、熟練度…
基本的に、鍼灸の刺激に対する生体反応の仕組みには個人差はありません。ですから一定の資格を持つ鍼灸師であれば、誰でも同様の効果はあるわけですが、現実には患者さん側で「効いた」「イマイチ」など、実感の程…
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鍼灸はなぜ効く?そのメカニズムはどのようなものなのか
鍼灸がなぜ効くのかを簡単に説明すると、体が不均衡(アンバランス)になった状態を、鍼灸の刺激によって元の整ったバランス状態に戻すことができるからだと言えるでしょう。 東洋医学ではこの体の均衡(…